第五章 第二話 心の中の『No』に気づく

第五章 第二話 心の中の『No』に気づく

記事
コラム


「No」と言ったら、
相手が嫌な思いをする。

だから、
「No」と言わず、
どこかで教わった、
返事は「はい」か「Yes」のみ。

そうやって、
嫌でも、顔では笑っていた。
嫌でも、相手に合わせていた。

「我慢すれば、平穏」

そう思っているうちに、
自分が嫌だと感じる
感覚もわからなくなっていた。


「よく、我慢してきたな。」

つくづくそう思う。


最近はやっと、
「No」と言えるように
になってきました。


昔の私は、
「嫌じゃないことにしよう」
そこで終わっていた。

でも、最近は
「うん、それは嫌だ」

そのうえで
相手に合わせることが
 OKか? Noか?

を自分に聞くようになった。


ほんの少しずつだけれど
自分の気持ちに
寄り添えるようになってきたと思う。



まだまだ、
「No」とはっきり
言えるわけじゃない。

そこで考えてみる。

食物アレルギーとか、
自分の生命にかかわることは
「No」と、軽々と言える。

なぜ、他のことで
嫌だと感じたら、
食物アレルギーであることを
伝えるのと同じ感覚で
「No」と言えないんだろう。


なんとなく、
自分にもう少し
やさしくなれたら、
小さなことでも
「No」と言える気がしてきた。


相手を大切にして、
自分が我慢する。

そんな自分から、

相手を大切にして、
自分のことも大切にする。

「No」と言ったら、
嫌われるかも。

と思ってきたけれど、

私が誰かから
「No」と言われたことで
その誰かを嫌いになっていない。

そんな当たり前のことが、
今の私には少し新鮮なのです。


本音を出すということは、

いきなり誰かに伝えることではなくて、

まず自分が
自分の気持ちを
なかったことにしないことなのかもしれない。

「私の『No』も、私の大切な気持ち。」


あなたの中にある小さな「No」は、
今、どんなことを教えてくれているのでしょうか。



🌹最後まで読んでくださり、ありがとうございます🌹

この連載では、
母との関係から始まった心の旅を、
少しずつ綴っています。

もしかしたら、
あなたの心にも重なる景色があるかもしれません。

これからも、一緒にゆっくり歩いていけたら嬉しいです。

そして、もし誰かと一緒に心を整理したくなった日には、
その続きを、安心して話しに来てくださいね。


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