見積書や請求書をPDFで送るのに、いったん印刷して角印を押し、スキャンしてPDFに戻す。この往復をしている会社はまだ多いです。角印を画像データにしておけば、この工程はまるごと不要になります。作るときにつまずきやすい点と一緒にまとめます。
そもそも請求書に角印は必要なのか
請求書への押印は、法律で義務づけられているものではありません。角印がなくても請求書としては有効です。それでも角印を押すのは、「会社として正式に発行した書類です」と示す商習慣があるからです。取引先の経理担当から「押印のある請求書で」と言われることもあります。角印のデータは、この慣習に手間をかけずに応えるためのものです。※実印(印鑑登録するもの)とは別物です。実印や銀行印のデータ化は、悪用されたときの影響が大きいのでおすすめしません。
スキャンした印影を貼ると「白い四角」が出る理由
よくある失敗が、押した角印をスキャンしてそのまま貼るやり方です。背景の白い部分まで画像なので、罫線や文字の上に置くと白く隠れる紙の影や汚れ、朱肉のかすれがそのまま残る少し傾いていて、書類の中で浮いて見えるこれを解決するのが「透過PNG」です。印影の朱色の部分だけを残し、背景を完全に抜いた画像なので、社名や金額の上に重ねても下の文字が透けて見えます。実際に押したような見た目になります。
Excel・Word・PDFへの貼り方
Excel:「挿入」→「画像」で透過PNGを選び、社名の右あたりに置くだけです。Excelの画像はセルの上に浮くので、罫線は崩れません。
Word:画像を挿入したあと「レイアウトオプション」で「前面」を選びます。「行内」のままだと文章がずれます。
PDF:ExcelやWordで角印を貼ってからPDFとして保存するのが一番簡単です。できあがったPDFに直接押したい場合は、PDF編集ソフトの「画像を追加」を使います。一度テンプレートに貼っておけば、毎月の請求書では何もしなくて済みます。
角印データを作るときに決めること
社名の表記:「株式会社」の位置(前株・後株)、旧字体の有無まで正式表記どおりに
文字の組み方:2行・3行、縦書き・横書き
書体:篆書風(いちばん角印らしい)・古印体・楷書など
末尾:「之印」「印」を入れるかどうか手元に実物の角印がある場合は、白い紙に押したものを撮影すれば、それを元に傾きの補正・ゴミ取り・色の均一化をして透過データにできます。
角印データの作成をお受けしています
社名と書体のご希望をいただければ、当日〜翌日に見本をお見せします。透過PNG(2サイズ)と印刷用JPG、Excel・PDFへの貼り方メモをセットでお渡しします。▼ 会社の角印・社判を透過PNGで作成します(3,000円)
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