「毎月同じことをExcelでやっている」という相談を受けるとき、最初に聞くのは作業の中身ではなく、次の3つです。この3つに「はい」なら、ほぼ確実にボタン1つにできます。
チェック1:入力ファイルの「形」が毎回同じか
売上データのCSV、勤怠の一覧、取引先から届く注文書。列の並びと見出しが毎回同じなら、自動化の材料としては十分です。逆に「毎回レイアウトが違うPDFから手で拾っている」場合は、先に「PDFから表を抜く」工程を挟む必要があります。これも自動化できますが、1段階増えます。
チェック2:手順を「人に説明できる」か
「AのファイルとBのファイルを開いて、取引先コードで突き合わせて、金額の差があるものだけ抜き出す」。このように口で説明できる作業は、そのままコードに置き換えられます。説明できないのは「見て判断している」作業です。たとえば「何となく怪しい行を目視で拾う」。これは判断基準を言葉にしてもらうところから始めます。
チェック3:月に1回以上やっているか
自動化は作るのに数日かかります。年1回の作業なら手でやった方が早いこともあります。目安は「月1回以上、または1回に30分以上かかる」。これなら2〜3か月で元が取れます。
実際に自動化した例(架空の内容です)
例1:12店舗の売上CSVを月次レポートに前:各店舗から届くCSVを1つずつ開き、集計表にコピペ。2時間後:フォルダにCSVを入れて「実行」をダブルクリック。表とグラフ付きのExcelが出るまで1秒例2:請求書PDF 200枚から金額を一覧化前:1枚ずつ開いて金額と日付をExcelに手入力。半日後:PDFをまとめて渡すと、日付・取引先・金額の一覧が出る。読み取れなかった分だけ「要確認」として別シートに例3:2つの名簿の差分チェック前:目視で突き合わせ。見落としが出る後:2ファイルを指定すると「片方にしかない行」「両方にあるが内容が違う行」を色分けして出力
納品されるもの
自動化を頼んだとき、何が届くのかを不安に思う方が多いので書いておきます。1. 動くツール本体(Excelマクロ .xlsm、またはPythonスクリプト .py)2. 実行手順書(A4 1〜2枚、画面付き。「フォルダにファイルを入れてダブルクリック」レベルまで落とす)3. 動作確認済みの結果ファイル(お手元のサンプルデータで動かしたもの)コードは全部お渡しするので、社内で改修しても構いません。Pythonが入っていないPCならExcelマクロで作ります。
自分の作業が当てはまるか分からない方へ
作業の手順を箇条書きで送っていただければ、「何を入れたら何が出るか」を1枚にして、自動化できるかどうかをお答えします。ここまでは無料です。▼ 毎月の手作業をPythonやVBAで自動化します(5,000円〜)
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