現場サイドの疑問① 利用者だけ守れば介護BCPは成立するの?

現場サイドの疑問① 利用者だけ守れば介護BCPは成立するの?

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利用者だけ守れば介護BCPは成立するの?
現場サイドの疑問①

介護BCPを学び始めると、

まず最初に出てくる考えがあります。

それは、

「利用者様を守ることが一番大事」

という考え方です。

もちろん、

これは間違いではありません。

むしろ、

介護サービスの最優先事項です。

しかし、

ここで一つ考えてみたいことがあります。

本当に、

利用者様だけを守れば介護BCPは成立するのでしょうか。

職員がいなければ介護は続かない

例えば、

大規模地震が発生したとします。

利用者様は無事でした。

建物も大きな被害はありませんでした。

しかし、

職員が出勤できなかったらどうでしょうか。

道路寸断。

自宅被災。

家族の安否確認。

感染症による出勤停止。

様々な理由で職員数が不足する可能性があります。

介護サービスは、

職員がいて初めて成り立ちます。

つまり、

利用者様を守るためには、

職員も守らなければならないのです。

施設が機能しなければ支援は続かない

次に考えてみましょう。

利用者様も職員も無事でした。

しかし、

停電が続いている。

給水が止まっている。

厨房が使えない。

通信手段が途絶えている。

このような状況では、

介護サービスの継続は難しくなります。

介護BCPでは、

建物や設備、

備蓄やライフラインも重要な資源として考えます。

施設が機能しなければ、

利用者支援も続かないからです。

家族との連絡も重要な支援

災害発生時、

家族が最も心配するのは、

利用者様の安否です。

「今どうなっていますか?」

「避難していますか?」

「ケガはありませんか?」

こうした問い合わせは必ず発生します。

もし連絡体制が整っていなければ、

利用者様が安全でも、

家族は大きな不安を抱えることになります。

介護BCPは、

利用者様だけでなく、

家族との情報共有も守ろうとしています。

地域との連携も必要になる

介護施設だけで全てを解決できるとは限りません。

大規模災害では、

行政、

医療機関、

他施設、

地域住民との連携が必要になります。

食料支援。

応援職員。

医療支援。

避難先の確保。

こうした支援は、

地域とのつながりによって実現します。

つまり、

介護BCPは施設の中だけの計画ではないのです。

介護BCPが守ろうとしているもの

介護BCPを整理すると、

守る対象は実はたくさんあります。

利用者
家族
職員
事業所
地域

そして、

これらが互いにつながっています。

利用者だけ守れば良い。

職員だけ守れば良い。

という単純な話ではありません。

介護サービスを継続するために、

全体を考える必要があるのです。

みのる防災の視点

介護BCPを見直していると、

「利用者様を守る」

という視点は多くの施設で整理されています。

一方で、

職員体制、

防火管理、

消防計画、

設備確認、

訓練計画などは、

別々に管理されていることも少なくありません。

しかし、

実際の災害では、

これらは全てつながっています。

だからこそ、

介護BCPを単独で見るのではなく、

消防計画や訓練計画も含めて見直すことが重要なのではないでしょうか。

まとめ

介護BCPは、

利用者様だけを守る計画ではありません。

利用者、

家族、

職員、

事業所、

地域を守りながら、

介護サービスを継続するための計画です。

もし、

現在の介護BCPが

「利用者様の避難」

だけで終わっているのであれば、

一度見直してみる価値があるかもしれません。

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