ガクチカがない人はどう書く? バイトとサークルから探す学生時代に力を入れたこと

ガクチカがない人はどう書く? バイトとサークルから探す学生時代に力を入れたこと

記事
コラム
ガクチカに書けるような特別な経験がない。そう感じている人ほど、実は書ける材料を持っています。華々しい結果ではなく、続けてきたことと、そこで工夫したことが評価の中心になるからです。

ガクチカと自己PRは何が違うのか?

ガクチカは大学時代に力を入れたことの略で、自己PRとは役割が違います。名前が略されている分だけ紛らわしく、書き分けに悩む人が多いところです。

ガクチカで語るのは、取り組んだ経験そのものと、その過程です。何を目指し、どこでつまずき、どう考えて動いたか。一方の自己PRは、その経験から生まれた強みを、入社後にどう発揮するかという話になります。同じアルバイトの経験を使っても、前者は過程を、後者は持ち味を主役にする。この違いを意識すると、二つが同じ文章になってしまう事態を避けられます。

特別な経験がなくても書けるのか?

書けます。ガクチカに大きな経験や目を引く結果は必要ありません。普通に続けてきたことや、工夫して取り組んだことで十分に成立します。

アルバイト、ゼミ、サークル、インターン、どれでも構いません。できればチームで動いた経験のほうが語りやすいでしょう。仕事は一人で完結しないため、周りとどう関わったかが伝わる話は、面接官にとって想像しやすいのです。

アルバイトを題材にする場合は、長く続けたことを前提に、その中で課題だったことや苦労したことを掘り下げていきます。売上を伸ばした、賞をとった、といった見出しがなくても構いません苦労した経験から何が身についたかまで言えていれば、話は十分に立ちます。

エピソードはどう掘り下げればいいのか?

掘り下げの軸は、課題状況、分析・判断、行動、結果の四つに分けると崩れにくくなります。

その時どういう状況だったのか。自分は何を考えてどう決めたのか、どう行動したのか。その結果、周りや数字はどう変わったのか。この順番で並べると、面接官が追加の質問をしてきても、話の続きが自然に出てきます。丸暗記した文章を思い出そうとして止まる人と、この四つを覚えている人とでは、深掘りされた時の粘りが変わるのです。

アルバイト経験を書く場合は、期間と勤務日数、担当した業務、そこで身についたことを添えます。どの程度の期間、週に何日働いたのか。何を経験し、その結果として何が身についたのか。強みをどう発揮し、どう行動したのか。志望する職種に絡めて話せると、十分なアピール材料になります。

挫折経験が思いつかない時はどうするのか?

挫折の題材は、大学時代に限る必要がありません。中学や高校まで含めて、うまくいかずに悩んだ経験を探してよいのです。その時の気持ちまで思い出せると、話に厚みが出ます。

もちろん、直近の経験があるならそれに越したことはないでしょう。過去の話だけだと、もう済んだことという印象になりやすいためです。ただ、時間の経過そのものよりも、その経験をどう捉え、どう乗り越えようとしたかのほうがはるかに重く見られます。乗り越え切れていない話でも、そこから何に気づいたかが言えていれば成立します。

思い出せない時の探し方はあるのか?

記憶をたどっても出てこない時は、他人の言葉から探す方法があります。

部活の引退時やアルバイトを辞める時にもらった寄せ書きは、材料の宝庫です。後輩や同僚が書いてくれたコメントには、自分では当たり前だと思っていた行動が、長所として並んでいます。効率よく動けていた、安心して頼れた、そういう言葉から、自分の持ち味を言語化していけるでしょう。

家族や友人に、自分がどういう人に見えるかを聞いてみるのも有効です。頑張ってもうまくできなかった経験より、頑張らなくても人よりできた経験のほうが、強みに直結します。自分史を書き出して振り返る作業と組み合わせると、材料は目に見えて増えていきます。

インターンの経験はガクチカになるのか?

なります。ただし、短期のプログラムだけでは書きにくいという事情があります。一日や三日で終わるものは、再現性のあるエピソードにしづらいためです。実際、ガクチカ欄にインターンを書いている人は、思ったほど多くありません

数週間から数か月かけて通ったインターンや、大学経由で参加した長期のプログラムであれば、十分に題材になります。そこで任された役割、うまくいかなかった場面、周りとどう協力したか。この三つが語れるなら、アルバイトやサークルと同じ強さを持ちます。

夏のインターンに参加できなかったからといって、書くことがなくなるわけではありません。参加そのものより、そこで何を任され、どう動いたかが問われているのですから。学内で募集しているプログラムやボランティア、アルバイトも、仕事の経験として立派に扱えます。

書けたら、どう確かめればいいのか?

書き上げた文章は、声に出して読んでみてください。文字では通っていた話が、話すと長すぎたり、順番が入れ替わったりすることがあります。誰かに面接官役をお願いして、深掘りの質問まで受けてみると、穴のある箇所がはっきりします。

自分の書いたガクチカが相手にどう届いているかは、一人では判断しにくいものです。書いてはみたけれど手応えがない、深掘りされると止まってしまう。そう感じた時は、こちらからご相談いただけます。 


まとめ

ガクチカは、経験の大きさを競うものではありません。続けたこと、工夫したこと、そこで身についたこと。この三つがそろえば、話は十分に相手へ届きます。
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