## 🔵 注意点
SHaiN・harutakaの最新仕様を公式で確認してください。
サービスの説明は変わります。
AI面接とは何か、そして備え方
2026年5月版|28卒・27卒の就活生、保護者、キャリアセンター職員の方へ
⚠️ 2026年5月現在の就活状況について
27卒(大学4年生・院生M2)は、ゴールデンウィーク前後の内定ラッシュ期に入っています。
周囲の内定報告が増えるこの時期、「就活を続けるべきか」「就活留年すべきか」と
悩んでいる学生も少なくありません。
この資料は、今まさに動いている27卒、
そしてこれから本格的に動く28卒・29卒・30卒、
さらにその保護者の方に向けて書いています。
■ はじめに:この資料を読む前に
読者
今の状況
この資料で得られること
27卒(大学4年・M2)
内定あり/なし、留年検討中
残り選考の整理と、冷静な判断軸
28卒(大学3年・M1)
就活準備スタート期
AI面接の全体像と具体的な備え方
29卒・30卒(大学1〜2年)
キャンパスライフ真っ最中
今できる準備と、焦らないための視点
保護者
子どもの状況が見えにくい
正しく理解し、正しく支援するための知識
キャリアセンター職員
相談増加中
学生への説明・支援に使える整理
この資料では断言できないことは断言しません。
AI面接の内部仕様は非公開のものが多く、
「AIは全部見抜く」「表情で落とされる」といった誇張は
むしろ対策の精度を下げます。
■ 1. AI面接はなぜ「鋭い」と感じるのか
就活生から「AI面接、怖かった」という声をよく聞きます。
でも、「鋭さ」の正体は人間的な圧ではありません。
AI面接が鋭く感じられる理由は3つです。
① 空気を読まず、矛盾を素直に拾う
人間の面接官なら流してくれる論理のズレを、
機械は淡々と深掘りしてきます。
② 「なぜ?」を疲れずに連打できる
感情的な負荷なく、同じ角度の質問を繰り返せます。
③ ESに書いたことと、話すことのズレを検出しやすい
「ESにはこう書いてあるが、今の説明と一致しているか」
この確認が、機械は得意です。
つまり:AI面接の鋭さは「感情の鋭さ」ではなく、「一貫性チェックの執拗さ」です。
裏を返せば、一貫性が設計できていれば、AI面接は怖くない。
■ 2. AI面接の3タイプ:まず自分が受けるのはどれか確認する
AI面接は一種類ではありません。
タイプによって対策が変わります。
A|対話型
AIとリアルタイムでやりとりし、回答に応じて深掘り質問が来る。
→ 深掘り耐性・一貫性が命
B|録画提出型
決まった質問に対し、自分で録画して提出する。
→ 構造・非言語(目線・間・話す速度)が命
C|面接支援型
AIが要約・質問生成・評価補助を行い、人間の面接官を支援する設計。
→ 実質的には人間面接。ただし評価は記録・分析されやすい
まず企業の採用サイトで「どのタイプか」を調べてから対策を始めてください。
サービス名より「タイプ」の確認が先です。
■ 3. 主なサービスと特徴
※ 各サービスの仕様は変更されることがあります。
公式サイト・候補者向けFAQで必ず最新情報を確認してください。
🔷 SHaiN(シャイン)
運営:株式会社タレントアンドアセスメント
対話型AI面接サービス
ESとの整合性・具体性・深掘り耐性を重視する設計
🔷 HireVue(ハイアービュー)
米国製。外資・グローバル企業に多い
公式説明では「顔認識は使用しない」「職務関連のスキル・コンピテンシーを評価する」と明記
「表情分析の会社」という理解は現在の公式説明と異なるため、その前提で対策しないこと
🔷 harutaka(ハルタカ)
録画提出型から始まり、対話型AI面接・人間面接の質問最適化まで連携する設計
「録画するだけ」ではなく、採用プロセス全体をカバーするプラットフォーム寄りのサービス
🔷 その他
採用管理システムと連動した面接支援型、動画選考特化型など多数存在します。
サービス名より**「タイプ(A/B/C)」を先に確認**することを推奨します。
■ 4. 何が評価されやすいか、何は断定できないか
✅ 準備できる・対策が効く部分
評価軸
説明
ESとの一貫性
書いたことと話すことがズレていないか
回答の具体性
数字・期間・自分の役割が入っているか
論理構造
結論→理由→具体例の流れが崩れていないか
深掘り耐性
「なぜ」「具体的には」「他には」に答えられるか
非言語(録画型)
目線・話す速度・間・読み上げ感がないか
❌ 外部から断定しにくい部分
各特徴のスコアへの影響度
学習データの内容・範囲
ベンダー内部の評価アルゴリズムの詳細
「AIは全部お見通し」ではなく、「準備できる部分を確実に準備する」が正しい姿勢です。
■ 5. 対策の3択と優先順位
優先順位:③ → ② → ①
③ AIを使ってつっこみを入れてもらう
バイアスが少なく、深掘りが機械的。ただしプロンプト設計が重要。
② 信頼できる人に指摘してもらう
「採用側にどう見えるか」の視点を加えられる。
① 自分で批判的に読む
いつでもできるが、現状維持バイアスで甘くなりやすい。
①だけに頼るのが一番リスクが高い。③で粗削りして、②で仕上げるのが現実的な最強です。
■ 6. ESのセルフつっこみ:具体的な手順
コード
STEP6まで終えて初めて、「AI面接の準備ができた」と言える状態です。
■ 7. 学生が誤解しやすいポイント
よくある誤解
実際
「熱意があれば通る」
一貫性と具体性がなければ評価されにくい
「AIなら気合いで何とかなる」
論理の矛盾は気合いでは消えない
「人間より楽そう」
流せる空気がない分、準備不足が出やすい
「表情で全部判断される」
HireVue公式は顔認識不使用と説明している
■ 8. 【27卒限定】内定ラッシュ期の今、冷静に整理する
2026年5月現在、27卒の就活生に向けた補足です。
ゴールデンウィーク前後は、SNSが内定報告で埋まる時期です。
「自分だけ遅れている」という感覚が出やすいですが、
内定の時期と、内定の質は別の話です。
就活留年を検討している方へ
留年の判断は「内定がないから」だけでするものではありません。
次の3点を整理してから決めてください。
① 受けたい企業・職種を受け切れたか
「まだ受けていない企業がある」のか、
「受けたが通らなかった」のかで、次の打ち手が変わります。
② 落ちた理由の仮説があるか
ES・面接・AI面接のどのフェーズで詰まったかを分析せずに
留年しても、同じ壁にぶつかります。
③ 秋採用・通年採用という選択肢を調べたか
留年せずとも、秋以降の採用枠がある企業は存在します。
キャリアセンターや信頼できる支援者に相談することを推奨します。
「周囲が内定をもらっているから焦る」は、判断の理由になりません。
焦りで動いた就活留年は、翌年も同じ焦りを繰り返すリスクがあります。
■ 9. 【保護者向け】29卒・30卒のお子さんを持つ方へ
大学1〜2年生(現在高校生を含む)の保護者の方へ
「就活はまだ先の話」と思っている方も多いと思います。
ただ、就活の構造は今、大きく変わっています。
変わっていること
① 採用の早期化が続いている
大手企業の一部は、大学3年生(28卒なら現2年生)の夏から
インターンシップ経由で内定を出す動きが定着しています。
「大学4年の春から動けばいい」という感覚は、すでに古いです。
② 職種別採用が増えている
「総合職」一括採用から、「職種を指定して採用する」形式に
移行する企業が増えています。
やりたいことが曖昧なまま就活に入ると、選択肢が狭まります。
③ AI面接が標準化しつつある
企業規模を問わず、AI面接を選考フローに組み込む企業が増えています。
対策なしで臨むと、準備不足がそのまま可視化されます。
今、お子さんにできること(大学1〜2年生)
焦らせる必要はありません。ただ、こんな問いかけをしてみてください。
コード
就活の準備とは、特別なことをすることではありません。
自分の経験を、言葉にできるようにしておくこと。
これが、AI面接にも人間の面接にも、一番効く準備です。
保護者が避けたほうがいいこと
やりがちなこと
なぜ避けるべきか
「早く決めなさい」と急かす
焦りで選んだ内定先でのミスマッチが増える
「大企業に入れば安心」と言い続ける
採用構造の変化で、大企業の安定神話は揺らいでいる
親の就活経験をそのまま伝える
10〜20年前の情報が今の就活に当てはまらないことが多い
SNSの内定報告を見せて比べる
比較は不安を増幅させるだけで、行動力には変換されない
保護者の役割は、答えを教えることではなく、子どもが自分で考えられる環境をつくることです。
■ 10. キャリアセンター職員の方へ
AI面接を「特殊な試験」として説明すると、
学生は必要以上に身構えます。
**「準備不足を可視化する装置」**という説明が、最も正確で落ち着かせやすいです。
また、採用選考は本来、職務に必要な適性・能力に基づいて評価されるべきものです。
AIであっても、適性・能力と無関係な事項を評価基準に混ぜてよいわけではありません。
(厚生労働省の採用選考指針に沿った考え方です)
学生から「AI面接が不安」という相談が来た場合は、
まず「どのタイプのAI面接か」を一緒に確認することから始めてください。
タイプが特定できれば、対策の打ち手が絞れます。
■ まとめ
AI面接は「鋭い試験」ではなく、
ESと自分の言葉の一貫性を、機械が淡々と確認する場です。
対策は気合いではなく、一貫性の設計です。
そしてその「設計力」は、大学1年生から少しずつ育てられます。
焦りではなく、思考の習慣として。
この資料は公開情報・各サービスの候補者向けFAQをもとに作成しています。
サービス仕様・採用動向は変更されることがあります。最新情報は各公式サイト・キャリアセンターでご確認ください。
作成:2026年5月