自己分析で強みが見つからない時は?3つの方法と診断ツールの使い分け

自己分析で強みが見つからない時は?3つの方法と診断ツールの使い分け

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コラム
自己分析で強みが見つからない時は、一人で記憶を掘り続けるより、過去の経験・診断ツール・他人からのフィードバックという3つを組み合わせるほうが早く答えにたどり着けます。特に、当たり前にやっていることほど自分では強みだと気づけないため、他人の言葉が最も有効な近道になります。診断ツールは公的なものから無料で試せますし、結果は「答え」ではなく「傾向」として、専門家や周囲の人と一緒に読み解くことで初めて活きてきます。

強みを見つける3つの方法

方法は大きく3つあります。①過去の経験を振り返ること、②診断ツールを使うこと、③周りの人に聞いてみることです。子どもの頃までさかのぼって得意だったこと・頑張れたことを時系列に並べる自分史、適性診断や性格検査の結果、家族や友人・アルバイト先の人からのコメント。この3つはどれか一つでは足りません。①と②の結果に対して、③で他人からコメントをもらうという組み合わせから、初めて気づきが生まれます。

なぜ他人に聞くと早いのか?

自分のことは、自分が一番正しく見えているとは限らないからです。当たり前にやっていることほど、強みだと気づけません。「それができてすごいね、私には無理」と言われた経験があれば、そこに手がかりがあります。
過去にもらった寄せ書きは、その意味でとても使えます。退職時や部活の引退時、アルバイトを辞める時に周囲が書いてくれた「効率よく動けていた」「安心して頼れた」といった短い言葉の中に、自分では言語化できていなかった持ち味が並んでいます。

短所しか出てこない時はどうするのか?

それは材料が足りないのではなく、見方が一方向に固まっているだけかもしれません。長所と短所は表裏一体です。考えすぎる性格は慎重に行動できる性格でもあり、飽きっぽさは切り替えの早さとして働く場面もあります。多くの場合、弱みだと思っている部分を言い方を変えて書き出すことで長所に転換できます。ただし、性質によっては言い換えが難しいものもあるため、無理にすべてをポジティブに変換しようとしなくても構いません。
面接で短所を聞かれた時も、無理に長所へ言い換える必要はありません。困っていることを正直に述べたうえで、それを和らげるために取り組んでいることをセットで話せると、受け止められ方が変わります。

診断ツールは何を使えばいいのか?

公的なものから使うと、費用をかけずに始められます。新卒の就活生だけでなく、転職を考える社会人にとっても有効な選択肢です。
job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト): 仕事への興味や価値観の傾向を調べられる公式サイトです。500超の職業情報と、職業興味検査・仕事価値観検査などの自己診断ツールが無料で使えます。

エンプロイアビリティチェックシート: 社会人としての基礎的な能力を確かめられる、厚生労働省関連の枠組みです。厚労省のウェブサイトから公開資料として入手できます。「エンプロイアビリティチェックシート 厚生労働省」で検索すると見つかります。

マイナビの適性診断MATCH plus: 新卒就活生向けにマイナビが提供するツールで、レポートが詳しく読み物としても参考になります。該当する卒業年度のマイナビサイト「例:マイナビ2028」からアクセスできます。

GATB(厚生労働省編一般職業適性検査): 手先を使う作業、頭を使う作業といった能力の偏りが数値で分かる職業適性検査です。ハローワークなどの公的機関で受けられますが、実施状況は地域や窓口によって異なり、予約が必要な場合も多いため、最寄りのハローワークに事前確認するとよいでしょう。job tag上にはGATBを基にした簡易版「Gテスト」(Web版)もありますが、精度は紙と筆記用具・器具を使う正式版のほうが高い点は押さえておいてください。
ただし、診断ツールは答えを出してくれる装置ではなく、傾向を知るためのものです。結果を専門家や周囲の人と一緒に読み解くところまでやって、初めて使い道が生まれます。なお、各ツールはリニューアルされることがあるため、情報は執筆時点のものとして、最新の内容は公式サイトでご確認ください。

診断結果に納得できない時/自己分析で迷子になった時

結果が腑に落ちない時は、当たっていないと決める前に、どの部分が違うと感じたのかを書き出してみてください。違和感のある箇所こそ、自分が大事にしている価値観の裏返しであることが多いのです。能力の偏りに優劣はなく、苦手な領域で長く消耗し続けることのほうが、はるかに損失が大きいといえます。
掘り下げすぎて分からなくなった時は、やりたいことより、これは避けたいことから並べてみるのがおすすめです。譲れない条件を2〜3個に絞れると、選択の基準が見えてきます。

まとめ
強みは、新しく作るものではなく、すでにやってきたことの中から見つけるものです。自分の記憶、診断ツールの結果、他人の言葉。この3つを重ね合わせた時に、輪郭がはっきりしてきます。
一人で抱え込まず、公的な診断ツールを気軽に試し、身近な人からの一言にも耳を傾けてみてください。書き出したものを一緒に見て、強みとして伝わる部分を整理したい時は、専門家に相談するのも一つの方法です。

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