どこにでもあるような一般的なマンションの一室を、3Dパースを活用して上質な「ホテルライク」な空間へと作り変えるリフォーム案をご紹介します。
空き家や中古物件も、視点を変えて内装とインテリアを工夫すれば、まだまだ隠れたポテンシャルを引き出すことができます。
改修前
よくある白い壁紙に、木目のフローリング。
このままでも清潔感はありますが、少しのっぺりとした印象を受けます。
ここから「夜景を愉しむ、大人のくつろぎ空間」をテーマに、脳内でリフォームをしていきます。
改修後(照明設備工事)
奥の寝室スペースには、空間をぐっと引き締める黒のアクセントクロスを採用。
そして、今回の設計で一番のポイントになるのが「梁(はり)」周りの照明計画です。
マンションの窓際などにある大梁はコンクリートの躯体そのものであるため、ダウンライトを直接埋め込むような穴あけはできません。
そこで今回は、梁下を少し「ふかす(下地を組んで厚みを持たせる)」ことで、照明設備をスッキリと収める計画にしています。
構造に干渉せず、かつデザイン性を高める現実的な手法です。
合わせて壁面には温かみのあるブラケットライトを配置し、光の重心を低くすることで空間に落ち着きを演出しました。
極上のプライベート空間が完成
手前のリビングには、質感の豊かなグレージュのファブリックソファと、アクセントになる大理石調のセンターテーブルを配置。
足元にはジオメトリックなラグを敷いて空間をゆるやかに区切っています。
奥のスペースは、黒のアクセントクロスをヘッドボードの代わりとして活かし、ホテルのスイートルームのような洗練された寝室を作り上げました。
窓辺の大きな観葉植物が、夜景と室内の照明を柔らかく繋いでくれます。
ほんの少しの構造への工夫と、色・光のコントロールだけで、見慣れた部屋はここまで生まれ変わります。
少しの工夫や、アイデアでホテルライクな美しい空間は実現可能です。
必要なのは、お金ではなく知識とアイデアだと思います。