「中古住宅、安いから買う」は危険!?不動産会社が教える購入前の7つのチェックポイント

「中古住宅、安いから買う」は危険!?不動産会社が教える購入前の7つのチェックポイント

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法律・税務・士業全般
「新築住宅は高いから、中古住宅を買おうかな」

新築住宅の価格高騰や、金利の上昇局面から、今はそんなふうに考える方も多いのではないでしょうか。

中古住宅は、新築と比べて価格を抑えやすく、実際の建物や周辺環境を確認してから購入できるというメリットがあります。

また、リフォームやリノベーションによって、自分好みの住まいに変えられるのも中古住宅の魅力です。

一方で、

「中古だから安くてお得」

と、価格だけで決めてしまうのは少し注意が必要です。

購入した後に思わぬ修繕費がかかったり、希望していたリフォームができなかったりすることもあります。

中古住宅は、同じ築年数でも一軒一軒、状態が違います。

今回は、不動産会社として中古住宅を購入するときに、ぜひ確認してほしい7つのポイントをご紹介します。

①築年数だけで判断しない

中古住宅を探すとき、まず気になるのが「築年数」ですよね。

「築20年なら、まだ大丈夫」

「築30年だから、かなり古い」

と考えてしまいがちですが、築年数だけで住宅の良し悪しを判断することはできません。

同じ築20年の住宅でも、これまでどのように維持管理されてきたのかによって、建物の状態は大きく違います。

屋根や外壁のメンテナンスはされているのか。

水回りは交換されているのか。

過去に雨漏りなどはなかったのか。

リフォームや修繕の履歴はあるのか。

こうした点を確認してみましょう。

大切なのは、

「築何年なのか」ではなく、「どんな状態で今まで使われてきたのか」

を見ることです。

②屋根・外壁・水回りを確認する

中古住宅で特に注意したいのが、購入後に必要となる修繕費です。

屋根、外壁、給湯器、キッチン、お風呂、トイレなど、住宅にはさまざまな設備があります。

当然ですが、これらは永遠に使えるわけではありません。

購入時には問題なく使えていても、入居して数年後に給湯器が故障する、といったこともあります。

特に中古住宅では、

「今、使えるか?」だけではなく、「あと何年くらい使えそうか?」

という視点も持っておきたいところです。

購入価格が安くても、購入後に大きな修繕費が必要になれば、

「思っていたよりお金がかかった……」

ということになりかねません。

③「買ったら好きにリフォームできる」とは限らない

中古住宅の魅力の一つが、リフォームやリノベーションです。

「この家を買って、自分好みの家に変えよう!」

というのは、楽しいですよね。

ただし、どんなリフォームでも自由にできるとは限りません。

構造や間取り、配管などによって、希望する工事が難しい場合があります。

また、増築や用途変更などを考えている場合には、法令上の制限が関係することもあります。

そのため、

「この家を買ってから、何をしたいのか?」

を、購入前にできるだけ具体的にしておくことをおすすめします。

「壁を取ってLDKを広くしたい」

「お風呂を交換したい」

「駐車場を増やしたい」

など、希望する工事があるなら、購入前に実現できるか確認しておきましょう。

④「物件価格」ではなく「住めるまでの総額」で考える

例えば、2,000万円の中古住宅があったとします。

「新築よりかなり安い!」

と思うかもしれません。

ところが、購入後に500万円のリフォームが必要だったらどうでしょう。

さらに購入時の諸費用なども考えると、実際に必要になる金額は2,000万円ではありません。

だから中古住宅を見るときには、

「この家はいくらで買えるか?」

だけではなく、

「実際に住み始めるまでに、総額いくらかかるのか?」

で考えることが大切です。

購入価格が安いことと、総額が安いことは、必ずしも同じではありません。

⑤土地・道路についても確認する

中古住宅の場合、どうしても建物ばかりに目が行ってしまいます。

しかし、土地や道路の確認も非常に重要です。

道路との接し方はどうなっているのか。

敷地への出入りはしやすいのか。

境界は明確になっているのか。

再建築する場合に問題はないのか。

将来的に建て替えや売却を考えるのであれば、こうした点も確認しておきたいところです。

特に中古住宅では、

「今、住めるから問題ない」

とは限りません。

今後、建て替えることができるのか。

土地をどのように利用できるのか。

将来、その不動産を売却するときに問題はないのか。

建物だけではなく、土地そのものにも目を向けることが大切です。

⑥ハザードマップと周辺環境を確認する

住宅を購入するなら、災害リスクも忘れてはいけません。

洪水、内水、津波など、地域によって確認すべきリスクがあります。

中古住宅を検討するときも、ハザードマップなどを確認しておきたいところです。

ただし、

「ハザードマップに色が付いているからダメ」

という単純な話ではありません。

大切なのは、

「どんなリスクがあるのかを知ったうえで、その土地を選ぶ」

ことです。

また、周辺環境も実際に確認してみましょう。

昼間は静かな場所でも、朝夕は交通量が多いかもしれません。

平日と休日で、街の雰囲気が違うこともあります。

できれば時間帯を変えて、何度か現地を見てみるのがおすすめです。

⑦「売るとき」のことも少し考えておく

「この家にずっと住むつもりだから、売ることなんて考えなくていい」

そう思う方も多いでしょう。

もちろん、それで構いません。

ただ、人生は何が起こるか分かりません。

転勤、転職、親との同居、子どもの独立、相続など。

将来的に住み替えや売却が必要になる可能性は誰にでもあります。

だから私は、中古住宅を購入するときも、

「自分が住みたい家か?」

と同時に、

「将来、他の人も住みたいと思う家か?」

という視点を少し持っておくことをおすすめします。

立地や土地の条件、周辺環境などは、将来売却するときにも重要になってきます。

中古住宅は「安さ」だけで選ばない

中古住宅は、新築と比べて価格を抑えやすいという大きなメリットがあります。

実際の建物を見ることができ、周辺環境を確認したうえで購入できるという魅力もあります。

一方で、

「安いからお得」

とは限りません。

建物の状態。

修繕費。

リフォーム費用。

土地や道路。

災害リスク。

周辺環境。

将来の売却。

こうしたことを一つずつ確認する必要があります。

特に重要なのは、

「物件価格だけで判断しない」

ということです。

例えば、2,000万円の家を購入して500万円かけてリフォームするのであれば、最初から2,500万円の予算として考えたほうが分かりやすいですよね。

中古住宅選びでは、

「安く買うこと」よりも、「購入後に後悔しないこと」

のほうが大切です。

「この家なら、長く暮らせそうか?」

中古住宅は、新築住宅とは違い、一軒一軒に個性があります。

築年数が古くても、きちんと手入れされていて魅力的な住宅もあります。

逆に、築年数がそれほど経っていなくても、修繕やメンテナンスが必要になる住宅もあります。

だからこそ、

「築年数が何年だから買う・買わない」

ではなく、

「この家は、今後どのくらいお金をかければ、安心して暮らせるのか?」

という視点で見てみてください。

そして、気になる中古住宅があったら、価格だけで判断せず、建物や土地、周辺環境までじっくり確認してみる。

可能であれば、購入前に必要なリフォームや修繕についても専門家に相談しておく。

それだけでも、購入後の「こんなはずじゃなかった……」を減らせるはずです。

中古住宅は、

「古いからダメ」でも「安いからお得」でもありません。

大切なのは、その住宅が自分の予算や暮らし方に合っているかどうか。

そして、

「この家なら、長く暮らしていけそう」

と思えるかどうかです。

「安く買えた家」ではなく、

「買ってよかったと思える家」

を選んでほしいと思います。
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