うつ病の経験者が「誰かに話すこと」の大切さに気づいた話

うつ病の経験者が「誰かに話すこと」の大切さに気づいた話

記事
コラム
「話すこと」には、科学的にも心を軽くする力があります。
ストレスを感じたときに分泌される“コルチゾール”というホルモンは、
誰かに気持ちを打ち明けることで、少しずつおさまっていくことがわかっています。

■ コルチゾールとは?


コルチゾールは、ストレスを感じたときに分泌される「ストレスホルモン」の一種です。
副腎皮質から分泌され、主に以下のような働きを持っています。

血糖値を上げてエネルギーを確保する
炎症を抑える
血圧を上げる
免疫の働きを抑制する
一時的なストレス反応としては必要なものですが、
慢性的に分泌が続くと、心や体に悪影響を及ぼすことが明らかになっています。

■ コルチゾールが高い状態で起こりうる影響

疲れやすくなる、眠れない
気分が落ち込みやすくなる(うつ症状)
不安感が強くなる
集中力が続かない
免疫力が下がる
内臓脂肪がつきやすくなる(メタボのリスク)

ちなみに、私自身もうつ病の真っただ中だった頃、体重が20kg近く増えたことがありました。

「動けない」「食べることで気持ちを落ち着けるしかなかった」
それでも、自己嫌悪ばかりが募って、ますます心も体もしんどくなる——
そんな負のループの中にいました。

でも、誰かに話すことで少しずつ気持ちがほどけて、
少しずつ、「こんな自分でもええんかな」と思えるようになったんです。

■ 話すことで、なぜコルチゾールが下がるのか?

感情を「話す」「言葉にする」ことには、脳と心に良い影響を与える働きがあります。
その理由は、大きく2つあります。

① 感情を言葉にすることで、脳が落ち着く
自分の気持ちを言葉にして人に伝えると、脳の「前頭前皮質」が活性化します。
この部分は、感情や思考をコントロールする役割を持っていて、
同時に不安や恐怖を司る「扁桃体」の暴走を抑えてくれる働きがあります。

つまり、感情を言葉にすること自体が、ストレスを和らげる作用につながるんです。

② 共感されることで、安心ホルモンが出る
人に気持ちをわかってもらえると、脳内で「オキシトシン(愛情ホルモン)」が分泌されます。
このホルモンは副交感神経を優位にし、リラックス状態をつくってくれる働きがあります。

その結果、ストレス反応が和らぎ、コルチゾールも自然と減少していくのです。

■ 実際の研究でも…

UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の研究では、
 感情を「言葉にする(ラベリングする)」ことで、
 不安や恐怖を司る扁桃体の活動が抑えられることが示されています。
また、カウンセリングやサポートグループに参加している人たちの血中コルチゾール濃度が下がったという研究報告もあります。

■ まとめ

コルチゾールは、ストレスに対処するために出るホルモンですが、
高い状態が続くと、心身にさまざまな負担を与えてしまいます。

ですが――
誰かに話すことで、脳が落ち着き、心がほぐれ、コルチゾールも自然と下がっていく。
そんな“脳科学的なリラックス効果”が、ちゃんと証明されているのです。

もし今、「誰かに気持ちを聞いてほしい」
「少しでも心を軽くしたい」と思っているなら――

ぜひ、チャットで気持ちを話してみませんか。

このブログにたどり着いたということは、
あなたの心の中に「助けてほしい」「少しだけ話してみたい」っていう
小さな声が、きっとあったからだと思います。

その声を、私は大事に受け取りたい。
無理に前向きな言葉を探さなくてもいいし、うまく話せなくても大丈夫。
どうか安心して、あなたの本音を、あなたのペースで、ここに届けてください。

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