「今日は休もう」と子どもには伝えた。ところが、学校へ欠席の連絡を入れようとすると、「理由を聞かれたら何と答えよう」と手が止まる。
先生から明日のことも聞かれるかもしれない。子ども自身がまだ話せないことを、親が代わりに説明するのは難しいものです。欠席の連絡が、毎朝の重荷になります。
そんな朝は、今日の欠席を伝えることと、子どもの状況を学校と相談することを分けてみませんか。
📌結論
毎朝の欠席連絡で、行けない理由や明日の登校についてまで、その朝に答えを決める必要はありません。
🎈「春名しずくの不登校相談室」では、子どもの状態と環境、親の不安と関わり、学びと進路の選択について、親が迷いやすい場面から考える記事をお届けしています。
✅「今日も休みます」がつらくなるとき
欠席連絡は、学校に必要な連絡です。ただ、毎朝同じことを伝えていると、親の中で「今日も行かせられなかった」という報告のように感じられることがあります。
先生から「理由は分かりましたか」「明日は来られそうですか」と聞かれても、まだ分からない。親が子どもに聞いても、本人も言葉にできないことがあります。
理由がまだ分からない日は、そのまま伝えられます。欠席の連絡と、理由を一緒に考えるための話し合いは、時間を分けられます。
✅その朝に分かっていることだけ伝える
連絡のたびに、子どもの状態を最初から詳しく話そうとすると、電話をかける前から疲れてしまいます。
「今日は欠席します。理由はまだ本人もうまく話せていません。様子に変化があればお伝えします」
まずは分かっている範囲を伝える。体調について学校に知らせたいことがあれば、そのことも加えます。先の見通しを聞かれたときも、「明日のことは、今はまだ分かりません」と答えられます。
理由を説明できなくても、家庭で見えている子どもの様子は伝えられます
✅落ち着いて話せるときに、学校との連絡を相談する
毎朝の連絡が負担になっているなら、そのことも学校と話せます。
「朝の連絡では欠席をお伝えし、子どもの様子は別の時間に相談したいです」。学校で使える連絡方法や、状況を共有する頻度も、そのときに確認できます。
子どもについて伝える内容も、親の見た事実から始められます。学校で見えていた様子を先生から聞くことで、家では分からなかったことに気づく場合もあります。
📌まとめ
毎朝の連絡では、現時点で分かっている事実から伝えられます。
理由や明日の見通しが分からないときは、そのまま伝えられます。
子どもの様子を相談する時間や連絡方法は、欠席連絡とは別の時間に、学校と話し合えます。
親として、支援者として
看護師・助産師として約30年、病院や行政で子どもと家族に関わってきました。NPOでの心理支援や自殺対策の相談も経験し、相談支援はのべ3,000件を超えます。
それでも、息子の不登校を経験したときは、親としてすぐに答えを出せませんでした。子どもが学校へ行けない朝は、親も落ち着いて説明できるとは限りません。
学校とのやり取りが親御さんの負担になっているなら、その負担も含めて、続けられる連絡の形を一緒に考えます。
春名しずくの不登校相談室|春名しずく|思春期・不登校の親を支える心理カウンセラー|相談支援3,000件超・我が子の不登校を経験
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