会話のスポットライト

会話のスポットライト

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先日、母親と喧嘩をしました。
理由は、私が自身で事業を始めることを伝えたとき、肯定してくれなかったからです。
過去を振り返ってみると、親に何かを肯定されたり、応援されたりした経験があまりないなと思い、余計に辛さが増しました。どこか親に認められたいという気持ちや、もう34歳にもなる大人が何も考えずに「事業をやりたい!」と言っているわけではないことを伝えたかったのだなと、後になって自身の感情を整理(内省)しました。

きっかけは一本の電話

喧嘩の発端は、ある電話でした。
私が現在受けているキャリアコンサルタント養成講座の説明会に申し込みをした直後、確認の電話がかかってきたのです。たまたま実家のリビングにいたため、母親がいる前で電話に出ることになりました。
電話口で「なぜ資格を取ろうと思ったのですか?」と質問されました。親の前で言うと「また面倒なことを言われそうだな」と思った反面、親に事業をやることを知って欲しかったという気持ちもあったのだと思います。私は質問に「事業をやるためです」と答えました。
電話が終わった後、案の定、親から「事業やるの?」と聞かれました。
「そう」
「何やるの?」
そんな会話のキャッチボールが始まりました。
私にも反省点はありますが、「コーチング」と答えても伝わらないと思い、抽象的に「人生相談」と伝えました。

奪われた「会話のスポットライト」

そこから、会話のスポットライトが母親に変わりました。
「私の親は事業に失敗したから〜」と、祖父が事業に失敗した話から始まり、「だからサラリーマンが安定なのだ」という話を延々と聞かされ、遠回しに否定されたように感じました。
これは果たして、コミュニケーションなのでしょうか?
私が事業をやることと、祖父が事業に失敗したことは関係がありません。母親は自身の話をしたいがために、入り口として私の話を聞こうとしただけだったのかもしれません。元々、母親自身が会話のスポットライトを浴びたかっただけだったのです。
正直、母親には「どうせ否定されるんだろうな」と思っていたので、ある意味では予定通りでした。

否定された悲しみと、伝えたかったこと

ですが内省した結果、親から肯定も応援もされず、この歳になっても「信用されていないのか」という悲しい気持ちが大きくなっていたことに気づき、思い切って全てを伝えました。
「お金を貸してほしい」といったことや、「借金をした」といった、親を不安にさせる要素は一切ありません。母親から具体的な質問をされたわけでもありません。私の事業について具体的な話もしないまま、ただ遠回しな否定が入ったことが、私はただただ辛かったのです。

「会話泥棒」への自戒と、これからの姿勢

自分が話したい、自分にスポットライトが当たっていると思っていたら、いつの間にか聞き手だったはずの相手がスポットライトを浴びていた。そんなことは、日常でもよくあると思います。
正直、過去を振り返ると、私自身もそのような「会話泥棒」のようなことをしていたなと深く反省しました。そして何より、クライアントに対しても無意識にそのようなことをしていたかもしれないと思い、冷や汗が出る思いでした。
今回の出来事を通して、相談を聞く際には、自身のメンタルの安定や余裕を持つこと、そして何より「クライアントにスポットライトをあて続けること」の大切さを、改めて痛感しました。
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