こんにちは!フリーランスシステムエンジニアの高山慶です。
システム開発のご相談をいただく際、
「設計にそんなに時間をかけるんですか?」とよく聞かれます。
今日はなぜ設計工程を大切にしているか、お話しします。
設計は「未来予測」の作業
大手IT企業時代から数えて10年以上、様々なシステムを見てきました。
その中で確信したのは、設計とは「未来を想像する作業」だということです。
「3年後、このシステムはどう使われているだろう?」
「ユーザーが10倍に増えたら、どこがボトルネックになる?」
「新機能追加の要望が来たとき、どう対応する?」
こうした「まだ起きていない問題」を想像し、事前に対策を組み込むのが
設計の本質です。
スタートアップの「急成長」を支える設計
特にスタートアップ企業のシステムでは、この視点が重要になります。
先日お手伝いしたECサイトでは、当初は月間100注文程度を
想定していました。
しかし設計段階で「バズったら1日で1000注文来るかも」
という可能性を考慮。データベース設計やサーバー構成を調整しました。
結果、半年後に実際にメディアで紹介され、想定の10倍のアクセスが集中。
しかしシステムは安定して動作し、ビジネスチャンスを逃すことなく
対応できました。
中小企業の「長期運用」を見据えた設計
一方、中小企業のシステムでは「10年使い続ける」前提での設計が重要です。
「今は手作業でも大丈夫だけど、将来は自動化したい部分はどこか?」
「スタッフの入れ替わりがあっても、直感的に操作できるか?」
「セキュリティ要件が厳しくなったとき、対応できるか?」
こうした観点から、拡張性と保守性を重視した設計を心がけています。
設計の価値を伝える工夫
とはいえ、設計の価値は目に見えにくいもの。
そこで私は以下の工夫をしています
図解での説明: システム構成図や画面遷移図を使い、視覚的に理解いただく
具体例の提示: 「こんなケースではこう対応できます」という例を示す
段階的な提案: 最初は最低限、将来の拡張プランも合わせて提示
お客様とのパートナーシップ
フリーランスになって実感するのは、お客様も一緒に
「未来を想像」してくださることの大切さです。
「将来こんな機能も欲しいかも」
「こういう使い方もあり得るかな」
そんな会話から生まれる設計こそが、本当に価値のあるシステムに
つながります。
システム開発でお困りの際は、ぜひ一度「未来のこと」も
一緒に考えさせてください。
きっと、長く愛され続けるシステムを作れるはずです。