ここ最近、「AI占い」をSNSやネット記事でよく見かけるようになりました。
特に生年月日や星座、血液型などを入力するだけで、簡単に占い結果が出てくるサービスは便利で面白く、多くの方が利用しています。
ですが私はこのブームに対して、少し違和感を持っています。
なぜなら、私自身が複数のAIサービスを使って占いの検証を行った結果、ほとんどのケースで"明らかな誤情報"が表示されたからです。
今回は、なぜAI占いが当たらないことがあるのか、実際にどのような誤りがあるのか、そして私がどのようにAIを使っているかについてお話ししたいと思います。
【AI占いの一例:月星座の誤判定】
私が試した事例の一つをご紹介します。西洋占星術では「月星座」というものがあります。月星座占いなども一時ブームになったのでご存じの方も多いと思います。
とある有名生成AIに、生年月日と出生地、出生時間を入力して月星座を調べたところ、"魚座"と出力されました。しかし、実際に天文暦や占星術ソフトで正確に計算すると、月星座は"射手座"なのです。
一見小さな違いに見えるかもしれませんが、月星座はその人の感情面や無意識の反応を表す重要な要素。間違って伝えると、まったく違う人物像が出来上がってしまいます。
【他にも見られた誤情報】
他にも、ホロスコープのハウス配置やアスペクトの解釈、数秘術のライフパスナンバー、さらには四柱推命の干支の組み合わせまで、何度も検証してみましたが、以下のような誤りが頻繁に発生しています。
・西洋占星術の天体配置が誤っている
・数秘術で基本数の計算ミス
・四柱推命で通変星が実際と異なる
・タロットリーディングの意味解釈が極端にズレている
これらの原因は、AIが占いのロジックを曖昧に学習していたり、計算ロジックが実際の暦や占術理論に沿っていないことが考えられます。
【AIを検証に使うことはある】
ここで誤解していただきたくないのは、私はAIを否定しているわけではないということ。むしろ、私自身もAIを補助的に活用しています。
例えば、クライアント様の鑑定において、「この組み合わせだとAIはどんな解釈をするのか」を見ることで、一般的な解釈との比較ができます。ある意味、"検証用のサブツール"としては有効だと思っています。
また、誤字脱字や言葉遣いなどもAIツールを使用し、クライアント様が読みやすいように、理解しやすいように、努めています。
ですが、AIの出した結果をそのまま信じて占いとして受け取るのは、今の段階ではまだ危険です。
【現状の生成AIの限界を知ることが大切】
生成AI(ChatGPTなど)は、過去に学習したデータをもとに文章を生成する仕組みです。つまり、厳密な天体の動きや占星術ソフトのようなリアルタイム演算をしているわけではありません。
そのため、古い暦情報をもとに誤った月星座を返してしまったり、出生地や時刻を考慮しない計算結果を出すことも多くあります。
【私の鑑定方針】
私の鑑定では、必ず自分の手でカードリーディングを行なったり、プロ仕様のソフトを使用し、運勢を算出しています。AIはあくまでサポートとしての役割。
今後、AIがさらに進化して、精度の高い占いが可能になる日も来るかもしれません。でも現時点では、「AI占い=正確な占い」ではない ということを知っておいていただきたいのです。
【最後に】
AIは便利で面白いものですが、こと占いに関しては慎重に接するべきだと私は考えています。
「AI×占いは間違いない!」「AI占いは凄い!」「AIを使って占うと本物の占い師より当たるし24時間相談できる!」「生年月日を入れるだけで全部当たる!」というキャッチーな言葉の裏には、まだまだ技術的な不完全さが隠れているのが現状です。
占いは、単なるデータ処理ではありません。目に見えない感覚や直感、そして依頼者との共鳴によって深いメッセージを届けるもの。だからこそ私は、AIを使いつつも、自分の感性と技術で鑑定を行うという姿勢を大切にしています。
AIの結果はあくまで参考程度に。どうか、鵜呑みにしすぎずにご利用くださいね。