“このままでは嫌だ”と願った日が、わたしの整えの始まりだった

“このままでは嫌だ”と願った日が、わたしの整えの始まりだった

記事
コラム
パーキンソン病と診断されたのは、2023年12月のこと。
それから一年間、わたしはずっと体と心の両方が重く、どうしたらいいのかわからなかった。
ただ毎日をやり過ごしていただけ。

「もう外では働かない」
そんな言葉が口から出てしまうほど、未来が見えなかった。

病気になったのは、これまでのストレスのせいだ。
そう思うと、余計に自分を責めた。
どこで間違えたんだろう、と。


それが、わたしの“整える前のわたし”だった。


転機は、2024年12月。
気がつけば一年が過ぎていた。
何もできなかった一年。
けれど、その「何もできなかった」が、逆に自分の本音を浮かび上がらせた。

「このままでは嫌だ」
ふと湧いてきたその言葉が、胸に残った。

残りの人生、ストレスに押しつぶされて終わりたくない。
もっと穏やかに、わたしらしく生きていきたい。

願いごとの紙に
「やりたいことを見つけたい」
「収入につながることをやりたい」
そう書いて、部屋に貼っていた。

何をすればいいかは、まだ全然わからない。
けれど、変わりたい気持ちだけは、確かにあった。

最初に意識し始めたのは「言葉」だった。
小林正観さんの本に出会って
天国言葉を知り、五戒を知った。

言葉を変えると、気持ちの向きも少し変わる。
ネガティブに引っ張られそうな日も
声に出す言葉だけは、優しくした。

自分を元気づけるために。
今日を少しでも穏やかに過ごすために。

それは大きな変化ではないけれど
わたしにとっては
整えのはじまりだった。

そして、春分の日。
経済的なピンチの最中にふと目に止まった介護職の求人。
これまで経験したことのない仕事だったけれど
「やってみよう」と心のどこかが言っていた。

そこからの流れは、驚くほどスムーズだった。
面接の日程が決まり、話が進み
気づけば介護パートとして働きはじめていた。

忙しい月は11万円を超えたこともある。
今月は8万円ほど。
シフトによって変わるけれど
その数字が、確かに歩んできた証になっている。

「ありがとう」と言ってもらえる場所で働けていること。
自分の力で稼げていること。
それがこんなにも心を支えてくれるなんて、知らなかった。

整える日々は
気づかないうちに
現実も少しずつ整えていった。


あの日のわたしへ。
何もできなかった一年を
無駄だと決めつけないでほしい。

動けなかった時間も
悔しさで泣きそうになった夜も
全部が、次に進むための準備だった。

整えることは、劇的に変わることじゃない。
すぐに答えが見つかることでもない。
小さなことを、今日できる範囲で
ただ続けていくだけ。

その積み重ねが
未来のわたしを助けてくれる。

今のわたしはまだ途中。
けれど、確かに整い続けている。
あの時の願いに
少しずつ、応えられている。


変わりたいと願ったわたしが、今のわたしをつくった。

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