パーキンソン病とともに生きる、わたしの今

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コラム
◆第1章:わたしを整える小さな習慣の奥に

前回のブログでは、
わたしを整えてくれる小さな習慣たちのことを綴りました。
白湯を飲むこと、テーマカードを書くこと、
眠る前のストレッチ、ひと呼吸の時間。
特別なことじゃないけれど、
そんな日々の習慣が、どれだけわたしを支えてくれているか──
あらためて気づく時間でした。
でも、ふと思ったんです。
その「習慣」の裏側にある、わたし自身と、もう一度向き合いたいと。
薬を飲む手。
ストレッチでほぐそうとする首や肩。
朝の白湯を口に運ぶときの、ほんの少しの安心感。
あの習慣たちは、
「整えようとしているわたし」の、小さな証でもあって、
「わたしの今」が、そこに映っていたのかもしれません。


◆第2章:ゆらぎとともに生きている

パーキンソン病と診断されてからも、
日常は大きく変わらずに続いています。
薬が効いている今は、動けることも多く、
「いつも通り」に近い日々の感覚も、たしかにあります。
でも、ふとしたときに、不安になることがあるのです。
顔の表情が乏しくなっていないか?
姿勢が不自然ではないか?
声が小さくなっていないか?
──自分ではよくわからないからこそ、気になってしまう。
それから、左手の感覚。
利き手は右だけれど、左手も使う作業の中で、
「なんとなく動かしづらいかも」と感じる瞬間があります。

動きのことだけではありません。
からだの痛み、首や肩の凝り、全身のこわばり。
朝、目が覚めたときに感じる、どうにも重たいからだ。
眠りの質も、少しずつ変わってきたように思います。
寝つきが悪い日が増えてきて、夜中に何度も目が覚めることもあります。
眠れていないわけじゃないのに、朝はどこかすっきりしない。
気分が沈む日、なんでもないことでイライラしてしまう日。
涙もろくなったなぁと感じることも増えました。
便秘になる方が多いと聞くけれど、わたしの場合は逆で、
なぜか下痢のような症状が続くこともあります。
そして、困っているのが頭痛。
不定期にやってくるその痛みが、静かな日常を乱すこともあります。

周囲には見えづらいゆらぎと、
自分自身にも気づききれない変化。
その境目で、わたしは今、生きている。
“前とはちがうかもしれない”
そんな気づきにゆらぎながら、
今日も、静かに、整えていく。


◆第3章:再確認していること、選びなおしていること

からだに痛みがある日もある。
気分が沈んだり、涙が止まらなくなる日もある。
ぐっすり眠れたはずなのに、朝からだが重くて起き上がるのがつらい──
そんな日も、正直あります。
でも、そういうときこそ、
「どうやって整えるか」が、わたしにとっての大切な選択になります。
眠る前のストレッチ。
数分でも、横になったまま首や肩をやさしく動かすだけで、
翌朝のこわばりが少し軽くなることがあります。
朝、白湯をゆっくり飲む時間。
あたたかさを感じることで、自分の感覚が少しずつ戻ってくる。
テーマカードに、
「今日はどんなふうに過ごしたい?」と問いかけてみること。
ほんの一言でも、言葉にするだけで気持ちが整っていく。

誰かの正解じゃなくていい。
「こうすべき」にとらわれなくていい。
わたしにとって心地よい整え方を、
わたし自身が選んでいいんだ、と思えるようになりました。

かつてのわたしは、
「がんばれない日」は、何もできなかった日だと思っていました。
でも今はちがいます。
湯を沸かして白湯を飲むこと。
ストレッチまではできなくても、深呼吸をひとつ。
それだけでもう、今日のわたしを整えたことにしていい。
そう思えるようになったことが、
わたしにとっての、大きな変化でした。

◆むすび:わたしの今を、わたし自身が認めていく
整えることは、いつも上手くいくわけじゃありません。
どんなに心がけていても、波にのまれてしまう日もある。
「整えたい」と思う気持ちすら湧いてこない日だって、あるんです。
それでも──
そんな日を、なかったことにしないでいたい。
どんなわたしも、その日その時の“わたし”として、
ちゃんとここにいたことを、認めてあげたい。
パーキンソン病とともにあるわたしの今。
痛みや不安、見えにくい揺らぎの中で、
それでも整えようとしている、ひとりの人間としてのわたし。
誰かに見せるためではなく、
誰かの基準に沿うためでもなく、
「わたしがわたしを見捨てない」ために──
今日も、自分に合った整え方を選んでいきます。

不安も、涙も、
わたしの一部であることを受け入れて、
小さなやさしさとともに、
今日のわたしを生きていく。


もし今、
ひとりで抱えなくていい気持ちを、
ひとりで抱えていると感じていたら。

答えを出すためではなく、
ただ話すための時間として、
わたしが大切にしている“整える傾聴”があります。




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