「このままじゃいやだ」
そう思えたあの日から、わたしの中で少しずつ変わりはじめたものがある。
それは、「何を考えるか」よりも、「どんな言葉を選ぶか」ということ。
きっかけは、小林正観さんの教えだった。
五戒のこと、天国言葉のこと、そして──
「人生のシナリオは、生まれる前に自分で決めてきた」という考え方。
その言葉に出会ったとき、
“もう、受け止めるしかないんだな”と思った。
でもそれは、ただのあきらめではなくて、
“どうせなら、このシナリオを少しでも心地よく生きたい”という願いのはじまりだった。
それから、わたしは毎日の中で「使う言葉」を意識するようになった。
怒らない、責めない、不平不満を言わない──
いわゆる「五戒」を避けて、天国言葉を選ぶようにしてみた。
とはいえ、いきなり完璧にできるわけじゃない。
だから、自分なりの小さな工夫も取り入れてみた。
たとえば、五戒と天国言葉を紙に書いてリビングに貼ったり。
その横に、こう書き添えたこともある。
**「天国言葉使用キャンペーン実施中!」**──
ちょっと冗談みたいだけど、実はすごく真剣だった。
自分の気持ちが沈み込みそうな時ほど、
“自分で自分に働きかける”ことが、何より大切だと思ったから。
当時のわたしは、まだスピリチュアルの世界に深く入っていたわけじゃなかった。
ただ、どうにかしたかった。少しでも軽くなりたかった。
本を読んだり、YouTubeを見たり──
心に残った言葉や習慣は、深く考える前に試してみることが多かった。
「良さそう」「今のわたしに合っているかも」
その程度の直感だったけど、それでも十分だった。
気持ちだけではどうにもならない日も、
何かを“やってみる”ことが、わたしにとっての支えになっていた。
それがうまくいかなくてもいい。
「見捨てないで、また試してみる」
そうやって、少しずつ整えることを覚えていったのだと思う。
今でも、うまくいかない日もある。
そんな時は、また言葉に立ち返る。
「大丈夫」「ありがとう」「ついてる」──
どんなに小さくても、やさしい言葉を自分にかけてみる。
がんばりすぎなくていい。
だけど、わたしを見捨てない。
そんなふうに“関わり直す”ことが、今のわたしを支えてくれている。
そしてその積み重ねは、
いま、わたしが提供している「傾聴サービス」にも、
静かにつながっている気がしている。