ホームページ制作を依頼するとき、
「集客に強いデザインです!」という言葉をよく見かけます。
でも実は、
「集客ができる」と「ターゲットに刺さる」は似ているようで全く違うもの。
本当に成果を出したいなら、
“見た目がいい”より“誰の心に届くか”を設計することが必要不可欠です。
ここでは、私たちViviris & Co.が大切にしている
「ターゲットに刺さるデザイン」の考え方と、
実際に行っている制作プロセスを詳しくお伝えします。
【1】まずは混同しやすい「集客できる」と「刺さる」の違いから
集客できる=アクセスを集めること。
これは広告やSNS、SEOなど、
**マーケティングの力で“人を連れてくる”**仕組みです。
一方で、
ターゲットに刺さる=来た人の心に響かせて、
行動を起こしてもらうこと。
つまり、“来てから”の勝負なのが「刺さるデザイン」です。
いくら人が来ても、「なんか違う」と思われて
すぐ離脱されては意味がありません。
逆に少ないアクセスでも、
しっかり心を掴めば、申込・購入につながります。
【2】なぜ「刺さるデザイン」は特別なのか?多くのデザイナーが見落とす設計の話
よくある提案は、「流行りっぽい感じでおしゃれにしますね」というもの。
でも、それでは誰のための、何のためのデザインかが曖昧なまま。
本当に刺さるデザインは、明確なターゲット像と、
それに基づいた戦略設計がベースにあります。
しかしこのプロセスは手間も知識も必要なため、
多くの制作者が「なんとなくの感覚」で進めてしまっているのが実情です。
【3】Viviris & Co.の“刺さるデザイン”を作る4ステップ
🔍 STEP 1|市場・競合を徹底リサーチ【30〜100サイト規模】
まずは、業界全体や競合他社のWebサイトを30〜100件以上調査・分析します。
競合はどう見せているか?
どんなトーンや構成が主流か?
その中での「空白ポジション(=狙い目)」はどこか?
それをポジショニングマップに落とし込み、
「自社がどこに位置づけられるべきか」をビジュアルで明確にします。
これにより、単なるマネではなく、
差別化されたデザイン戦略が組めるようになります。
🎯 STEP 2|ターゲットの価値観を“言語化”する【キーワードマッピング】
次に、想定ターゲットの行動・悩み・感情・理想などを細かくマッピング。
実際にターゲットが検索する言葉や、
心を動かされるワードをリサーチして整理します。
たとえば…
「不安」「安心」「プロっぽい」「親しみやすい」などの印象キーワード
「副業 始め方」「ママでもできる」などの検索ワード
これらをもとに、ターゲットの“心の中の言葉”に
寄り添う構成・見出し・コピーを組み立てていきます。
🎨 STEP 3|世界観を明確にする【イメージボード・トンマナ設計】
言葉だけでは伝わらない“雰囲気”を視覚化するために、
イメージボード(ムードボード)を制作します。
写真のトーン
色のニュアンス(くすみ感・鮮やかさ・落ち着き)
質感(グリッター・マット・ガラス感など)
書体の雰囲気(丸み・太さ・余白感)
これにより、「なんとなくオシャレに」ではなく、
“この人たちに、この世界観が響く”
という確信をもってデザインに入れるのです。
🧭 STEP 4|導線設計からデザイン・構築へ
最後に、ターゲットの心の流れに沿って、
**「どんな順で、どんな情報を、どう見せるか」**を設計。
最初に安心を与えるか?
まず悩みに寄り添うか?
すぐに価格や成果事例を見せるべきか?
こうした戦略をもとに、
レイアウト・色・コピー・アニメーションなど、
すべてを一貫して構築します。
【4】「集客」より「成果」にこだわりたい方へ
アクセス数だけでは、売上も信頼も育ちません。
「この人にお願いしたい」と思ってもらうには、
デザインの裏にある
調査・分析・戦略設計の“見えない部分”が勝負を分けます。
あなたのビジネスが「ちゃんと伝わる」「選ばれる」ために、
「根拠のある刺さるデザイン」を一緒につくりませんか?