お客様、おはようございます。
朝の「純喫茶こころ」には
今日もやわらかな光が差し込んでいます。
レースのカーテンが風に揺れて、店内にはコーヒーの香り。
カップを片手に窓辺に腰かけると、
外を流れる水の音や、空にゆっくり広がる雲に目をとめてしまいます。
「水はどんなところでも流れていくんだなあ」
「雲は高い山にだって邪魔されずに広がっていくんだなあ」
そう思うと、
何かで塞がっているように感じる心も
自然とほどけていくようです。
そんな朝にぴったりの禅語が、
今日の「竹密不妨流水過 山高豈礙白雲飛」
ぜひご一緒に味わってみませんか。
この禅語は、
どんなに竹が密に生えていても
水の流れを邪魔することはできない。
どんなに山が高くとも
白雲の流れを止めることはできない
という意味です。
私たちの人生でも同じようなことが起きます。
たとえば人間関係で
たくさんの価値観や意見に囲まれて疲れてしまうこと。
あるいは仕事や生活で
どうにも乗り越えられそうにない大きな課題に出会うこと。
そんなとき、
つい心を固くして
「どうにかしなきゃ」「負けないように」と頑張りすぎてしまいがちです。
けれど、水や雲のように柔らかく自由に流れていけばいいのです。
竹林も山々も、
その存在自体が悪いわけではありません。
ただ“そこにある”だけ。
同じように、
私たちに訪れる困難や悩みも
それだけで私たちを止める力はありません。
止まるのは私たち自身の心が固くなってしまったときなのです。
素直な心でいられれば自然に道は開ける。
雲のように自由に広がり
水のように清らかに流れていけるのです。
朝の光のなかで
ゆったり流れる水やたなびく雲を眺めていると
私たちももっと自由に
素直に生きていいのだと感じられます。
今日の禅語は
「竹密不妨流水過 山高豈礙白雲飛」
どうか今日も、
水や雲のように軽やかな気持ちで過ごせますように。