一歩ずつ備えられていく道の先で

一歩ずつ備えられていく道の先で

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先月、スペインから届いたニュースに、
ふと心が止まりました。 

サグラダ・ファミリアの
「イエスの塔」が完成したという話題です。 

140年以上の時間をかけて積み上げられてきた
建築物が、ようやくその姿を現したのだと知り、
胸の奥が静かに温かくなりました。

長い時間をかけて、少しずつ。 

誰かの手から、また別の誰かの手へ。 

その積み重ねが、ようやく形になる。 

その物語は、どこか私たちの人生にも
似ているように思えます。

50代を迎える頃、
人生にはいろいろな重なりが訪れます。 

仕事のこと、
親のこと、
自分の体調の変化。 

「これからどうなるんだろう」と、
静かに不安が胸に宿る日もある。 

誰にも言わずにがんばっていることが、
報われているのかどうか
分からなくなる瞬間もある。

そんなあなたに、
そっと手渡したい言葉があります。

『人間の心は自分の道を計画する。
主が一歩一歩を備えてくださる。』
聖書:箴言第16章9節

この言葉は、
私の教会で年間聖句として
大切にしていた言葉でした。

計画した通りに進まない日々があっても、 
思い描いた未来が遠く感じられる時があっても、 

それでも歩いてきた道は、決して無駄ではない。 

見えないところで、
一歩一歩がちゃんと備えられている── 

そんな静かな確かさを思い出させてくれます。

私自身も、そしてあなたも、

時間をかけて積み重ねたものは、
必ずどこかで形になる。 

焦らなくていい。 
急がなくていい。 

あなたが今日まで積み重ねてきたものは、
ちゃんと未来につながっている。 

サグラダ・ファミリアのように、
時間がかかっても、
歩みは必ず実を結ぶ。

あなたが静かにがんばってきたことは、
誰かが見ていなくても、確かに存在している。 

そしてその一歩一歩は、
あなたが思う以上に、
しっかりと備えられている。

今日のあなたの歩みが、
未来のどこかでそっと光になりますように。

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