苫米地英人著『40歳から差がつく生き方』から学んだ、Not Normalに生きるということ

苫米地英人著『40歳から差がつく生き方』から学んだ、Not Normalに生きるということ

記事
学び
ぷれぜん仙人です、

過去の音声日記を見返していたら、2018年の読書記録が出てきました。私がちょうどサラリーマンを辞める直前に記録していたものです。

今、読み返しても、すごい学びと発見があったので、ブログ記事として公開しようと思いました。

内容としては、当時読んで、音声でひたすら喋って録音したものをAIで文字起こしして微調整しただけのものです。

こうやって、読書記録を音声で撮っておくのはすごくオススメですね。手書きはもちろん、PCで打つのも大変ですが、音声なら簡単です。そして、今はAIのサポートがある。これはやらない手はないですよね。


学びのハイライト


・現代社会では、40歳までは「修行期間」と考え、圧倒的に勉強する必要がある。

・情報量が爆発的に増えている時代には、抽象度の高い知識だけでなく、現場レベルの細かな知識まで学ばなければいけない

・サラリーマン的な「奴隷マインド」に染まると、自分の人生を自分で判断できなくなる。

・これからの時代に必要なのは、Normalではなく、Not Normalな人間になること。

・Not Normalでなければ、現状の外側にある本当のゴールは見えてこない。

・現実的な目標を立て、ステップバイステップで計画するだけのコーチングは、現状を強化してしまう。

・ゴールは職業だけでなく、健康、家族、趣味、生涯教育、地域貢献、ファイナンスなど、バランスよく設定する必要がある。

・ファイナンスはPLだけでなく、BSとキャッシュフローで考える。
40歳までは徹底的に知識を身につけ、新聞や海外メディアなどから多面的に情報を取る。

・ロジック、特にトゥールミンロジックを鍛えることが、リーダーとして重要になる。

・エフィカシーが高ければ、不安や他人への悪口にエネルギーを使わなくなる。

・「自分はすごい奴だ」「自分はゴールを達成できる人間だ」と思うことで、見える景色、感情、行動が変わっていく。


40歳までは修行期間として、とにかく勉強する


苫米地英人さんの『40歳から差がつく生き方』の第一章で述べられている大きなポイントは、とにかく勉強しなければいけないということです。


現代では、情報が毎日大量生産され、しかも簡単に手に入る時代になっています。非常に複雑な情報社会に生きている以上、リーダーとして活躍するためにはもちろん、自分の人生を自分で生きるためにも、たくさんの情報を処理し、自分で物事を考えられるようにならなければいけない。


昔は、MBA的な抽象度の高い知識を持っていれば、それだけで活躍できる時代がありました。しかし今は、抽象度の高い経営知識だけでなく、現場の細かなフィールドの知識まで学ばなければいけない。


大学時代だけ、あるいは受験勉強までしか勉強していないようでは、リーダーとして活躍することはできません。それどころか、世の中で何が起きているのかも分からず、自分の人生を自分で判断できない「奴隷」になってしまいます。


だから、40歳までは修行期間だと思って、徹底的に勉強する必要がある。今の時代は100歳まで生きる可能性があるので、40歳まで勉強したとしても、まだその後に60年あります。


大学を卒業してから20年間は、最低限の修行期間として学び続ける。それによって、十分な情報量と判断能力が養われていくのだと思います。



サラリーマン的な奴隷マインドを疑う


第二章では、「奴隷の長になって喜んでいる場合じゃない」という刺激的なテーマが語られています。


苫米地さんの主張は、サラリーマンは全員奴隷である、というものです。これは20代や30代の若手だけではなく、管理職も社長も含めて奴隷だという話です。


20代、30代は搾取され続ける世代であり、40代は搾取が完了した世代だと言われています。20代、30代は転職市場でも需要がありますが、退職金などの制度によって「今ここで抜けるのはもったいない」と思わされる。そうやって会社に縛りつけられていく。


40代になると管理職になりますが、それは奴隷の班長のようなものです。上から言われたことを正しく理解し、それを下へ伝達する。そのスキルを磨いても、これからの社会で本当に求められる人間にはなれません。


上が言っていることを正しく理解し、下に伝える能力だけを磨いても、会社にしがみつくしかない人生になってしまう。だから、奴隷的なポジションを夢見て頑張るのはやめた方がいい。


この指摘は、自分が会社を辞める前後の時期に読んでいたからこそ、かなり刺さったのだと思います。



Not Normalで生きる


第三章のテーマは、Not Normalで生きるということです。


日本社会では、Normalであること、つまり普通であることが良いことだと考えられがちです。横並び意識も強く、周囲と同じであることが安心につながります。


しかし、Normalであっても、誰かからスペシャルな人として必要とされる存在にはなれません。


苫米地さんは、ルー・タイスから各国の大統領や副大統領に紹介されたとき、「彼はNot Normalだから」と紹介されたそうです。最初はそれが褒め言葉なのか分からなかったようですが、ルー・タイスにとってNot Normalであることは最大の賛辞だった。


なぜなら、大統領の周囲には、賢い大学を出て、優秀な成績を収めたNormalな人たちがたくさんいるからです。その中で、同じようにNormalな人間の意見は、あまり参考になりません。むしろ、常識の外側からまったく違う視点を持っているNot Normalな人間の意見に価値がある。


だから、これからの時代には、常識的な枠組みからはみ出したNot Normalな人間になることが重要です。



Not Normalでなければ、本当のゴールは見えない


なぜNot Normalである必要があるのか。


それは、Not Normalでなければ、自分の本当のゴールが見えないからです。


Normalな人生を生きている人が持っているゴールは、多くの場合、他人から押し付けられたものです。会社で出世したい、マイホームを持ちたい、幸せな家庭を築きたい、子どもを持ちたい。もちろんそれ自体が悪いわけではありませんが、それが本当に自分のwant toなのかどうかは、よく点検する必要があります。


自分の本音のゴールに気づくためには、Normalな枠組みの外へ出なければいけません。そのためには、自分のブリーフシステムを疑う必要があります。


ブリーフシステムとは、これまでの人生で得た知識、経験、他人から言われた言葉などによって作られた信念体系のようなものです。このブリーフシステムが、自分を現状に縛りつける鎖になっています。


だから、自分が当たり前だと思っていることを疑う。社会の中で当然のように受け入れられていることに対して、「これは本当におかしくないのか」と考える。その視点を持ち続けることが、Not Normalであるために必要なのだと思います。



現実的な目標設定は、現状を強化してしまう


本書で特に重要だと思ったのは、間違ったコーチングへの批判です。


世の中には、「現実的な目標を掲げて、それに対するステップバイステップの計画を立てましょう」というコーチングが多くあります。しかし苫米地さんの立場からすると、これは明らかに間違っています。


なぜなら、現実的である時点で、それはすでに現状の内側だからです。さらに、ステップバイステップで計画できるということは、自分の現在のブリーフシステムの中で見えている範囲の目標だということになります。


それをやり始めると、現状を強めることになってしまいます。


実際、この手の現実的な目標設定をしても、やる気が出ないことが多い。なぜなら、現状とゴールのギャップによってエネルギーが生まれるはずなのに、現状の内側に目標を立ててしまっているからです。


現状の内側なら、今のままでいいという話になってしまいます。だから、本当のゴールは現状の外側に設定しなければいけない。


これは、現在の自分にとっても非常に重要なポイントだと思います。年商3,000万円というゴールも、単なる現実的な積み上げ目標ではなく、現状の外側にあるものとして設定する必要があります。



ゴールはバランスホイールで設定する


ゴールは一つだけではいけません。職業だけに偏るのではなく、複数の領域にバランスよく設定する必要があります。


具体的には、職業、健康、家族、パートナー、生涯教育、趣味、地域への貢献、国家レベルの地域への貢献、ファイナンスなどです。


人生は職業だけでできているわけではありません。どれだけ仕事で成功しても、健康を失ったら意味がない。仕事で成功しても、家族がバラバラになったら、何のために働いてきたのか分からなくなってしまいます。


ゴールを複数持つことには、もう一つ大きな意味があります。一つのゴールに集中している間、他のゴールは意識から外れます。しかし、それによって無意識へバトンが渡され、バックグラウンドで処理が進む。これがコーチングの奥義的な部分でもあるのだと思います。


だから、職業だけでなく、人生全体にゴールを設定する必要があります。



ファイナンスはPLだけでなく、BSとキャッシュフローで見る


ファイナンスについても重要な学びがありました。


多くの人は、ファイナンスをPL、つまり収入と支出だけで考えています。しかし本来は、PL、BS、キャッシュフローの三つで考える必要があります。


特に重要なのは、バランスシートです。自分がどれだけ収入を得ているかだけではなく、資産と負債の状態を定期的に見える化する必要があります。


たとえば家を持っていても、多額の住宅ローンがあれば、バランスシートは大きくマイナスかもしれません。逆に、含み資産によって非常に健全な状態かもしれない。これは見える化しなければ分かりません。


さらに、キャッシュフローでは複数の収入源を持つことが重要です。一つの収入源に頼っていると、どうしても奴隷的になってしまいます。


会社からの給料だけに依存していると、会社に逆らえなくなる。しかし週末にコーチングで月20万円を得ている、不動産で毎月8万円入っている、株式投資で年間30万円の収入がある、というように複数の収入源があれば、一つの会社に依存しなくて済むようになります。


これは、今の自分にも非常に関係のあるテーマです。


40歳までは徹底的に知識を身につける


第四章では、40歳までは徹底的に知識を身につけよう、という話が語られています。


その具体的な方法として、まずたくさんの新聞を読むことが挙げられています。日経だけ、読売だけ、朝日だけでは足りない。日経、朝日、読売、産経、毎日など複数の新聞を読む。


さらに日本国内だけでなく、ウォールストリートジャーナル、ワシントンポスト、アルジャジーラなど、世界のニュースも読み続ける必要があります。


そういうことを20年間ぐらい続けて、ようやく一定の知識が蓄積される。かなり厳しい話ですが、リーダーになるにはそれぐらいの情報量が必要なのだと思います。



ロジックを鍛える


次に鍛えなければいけないのが、ロジックです。


僕たちは言語空間の中に生きています。赤信号で止まるのも、道路交通法という言語的なルールが頭に入っているからです。嘘をついてはいけない、友達を裏切ってはいけないという信念も、すべて言語です。


だから、言語的なロジックを徹底的に鍛える必要があります。


右脳教育や情動的な部分も重要ではあります。しかし、多くの人はそもそも左脳的な能力が足りていません。だから40歳までは、徹底的に左脳を鍛える必要がある。


そのために必要なのが、トゥールミンロジックです。


トゥールミンロジックは、主張、データ、ワラントという構造で考えます。何を主張しているのか。その根拠となるデータは何か。そして、そのデータがなぜ主張に結びつくのか。この構造を日頃から鍛えていくことが重要です。


これはプレゼン資料作成にも、コピーライティングにも、コーチングにも直結する話だと思います。



エフィカシーを高めて、自信に満ちた人生を歩む


第五章では、エフィカシーの重要性が語られています。


エフィカシーとは、自分のゴールに対する達成能力の自己評価です。エフィカシーが高ければ、不安になる必要もなくなります。他人の悪口を言う必要もなくなります。


日本人には、会社の愚痴を言ったり、SNSに悪口を書き込んだりする人が多いですが、それはエフィカシーの低さの表れでもあります。


エフィカシーが高い人は、自分はこういうことができて当たり前だと思っています。世の中は、そういうエフィカシーの高い人たちが動かしてきた。


坂本龍馬も、身分としては下士でありながら、日本を大きく変えるという高い志を持っていた。デービッド・ロックフェラーも、自分が世界を動かす側にいるというエフィカシーを持っていた。


そこまで大きく考えることは、普通の感覚では難しいかもしれません。しかし、思うだけならただです。


「自分が世界を平和な場所にする」
「自分が日本人の学び方を変える」
「自分がプレゼンテーションに革命を起こす」


そう思うこと自体は、誰でもできます。



自分はすごい奴だと思う


エフィカシーを高めるうえで大切なのは、他人と比較してすごいと思うことではありません。


「自分はすごい奴だ」
「自分はできる奴だ」
「自分はゴールを達成できる奴だ」


そう思うことです。


そう思うことで、周りの見える景色が変わります。感情が変わり、行動が変わります。


僕で言えば、「自分はプレゼンテーションに革命を起こし、世界中の人が自分の才能とミッションに生きられる世界を作れる人間だ」と思うべきなのだと思います。


あるいは、「英語学習の革命的な方法を開発し、それを日本人に広められる人間だ」と考える。そう考えれば、1,000冊や1万冊売れるのは当たり前だというエフィカシーが生まれます。


プレゼンテーション資料の革命的な教育ビジネスを作ったら、1万人、10万人が受講するのが当たり前。それによって日本人を変え、世界を変えていく。そういうエフィカシーを持つ必要があるのだと思います。



まずは一つのゴールでNot Normalになる


Not Normalというのは、すべての面でNot Normalである必要はありません。


まずは、自分のゴールのうち一つでいい。そこだけでもNot Normalになっていく。


突き抜けるポイントとして分かりやすいのは、趣味です。苫米地さん自身も、ギターやアンプ、パイプなどの趣味において、普通ではないレベルで突き抜けています。


僕自身で言えば、サラリーマン時代に高級靴を何足も持っていたことも、一種のNot Normalだったのかもしれません。そういうところから、「自分はNot Normalである」という感覚を当たり前にしていくことが大事なのだと思います。



エフィカシーが高まると、お金になびかなくなる


最後に重要なのは、エフィカシーが高まると、お金になびかない人間になるということです。


多くの人は、お金を基準に人生を決めています。年収の高い会社に入りたい。業績が安定している会社に入りたい。退職金が高い会社にいたい。年金が安心できる形でほしい。


しかし、それは実は拝金主義です。


エフィカシーが高ければ、自分は世界のために活躍できる人間だと思えるし、必要なお金はいつでも稼げるという感覚を持てます。そうなれば、お金になびかなくなる。


お金に支配されず、自分自身のゴールに向かって生きる。そのためにも、エフィカシーを高め、奴隷マインドから脱却する必要があります。



まとめ


この本から学んだことを一言でまとめるなら、今日からNot Normalに生きるということです。


Not Normalであることを恐れない。毎日、圧倒的に勉強する。知識を獲得し続ける。ゴールを現状の外側へ更新し続ける。そして高いエフィカシーを持つ。


そうすることで、奴隷マインドから抜け出し、自分自身の人生を生きられるようになる。


この読書記録を読み返すと、2018年の時点で、自分はすでにかなり重要なことを学んでいたのだと分かります。問題は、それを一時的な学びで終わらせず、日々の行動や事業の構築に落とし込めるかどうか。


今あらためて読むと、「Not Normalで生きる」「情報空間に価値を構築する」「現状の外側にゴールを置く」「高いエフィカシーで事業を作る」というテーマは、現在の自分にそのままつながっていると感じます。



ぷれぜん仙人
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