♦︎❤︎11♠︎♣︎ 赤ちゃんによる赤ちゃん用品
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夏の匂いがする昼下がり。
馴染みの喫茶店の窓からやわらかな日差しが差し込んでいた。
ランチを食べ終えた4人は、ドリンクバーのおかわりを持ってきて、いつものように話し込んでいる。
なつは、最近もベビー用品売り場を見るのが楽しくて仕方ない。
「ねぇ、オムツって結局どれがいいんですか?」
その一言にふみさんが頷いた。
ゆきも保育園のことを考え、あさひも頷いた。
「赤ちゃんによって全然違う」
なつは少し驚く。
「そうなんですか?」
「違う違う」
ふみはすぐ答えた。
「うち、一回オムツ変えたら肌荒れしたことある」
なつが目を細めスマホのオムツ画面と睨めっこして反応する。
「えぇ!?」
「だから“人気だから合う”じゃないんだよね」
その流れで、あさひがスマホを取り出した。
画面にはオムツの写真。
「いろんなメーカーあるよね」
・”マミーポコ”
・”パンパース”
・”ムーニーマン”
あさひは続ける。
「”メリーズ”も使ってる家庭も多いよね」
様々なメーカーの種類になつが笑う。
「もう分からなくなってきた」
ゆきは笑いながら言う。
「結局、“赤ちゃんに合うか”なんですよね」
「足回りとか、お腹周りとか」
「漏れやすい子もいれば、肌が敏感な子もいる」
ふみさんも頷く。
「だから最初から箱買いしない方がいいかも」
「少量試してみるとかね」
なつは真剣にメモしている。
「なるほど……」
すると、あさひが突然スマホを見せた。
「でも私、オムツと一緒に買った方がいいもの」
「なに?」
3人が覗き込む。
画面に映っていたのは、
“おむつが臭わない袋”。
ふみが即答する。
「あ、それは大事だね」
「やっぱり!?」
反応するあさひになつが笑う。
「おむつの臭い問題、みんなオムツばっかり気にするけど袋でかなり変わる」
「この間の話でもおむつの臭いで”スリムおむつゴミ箱”の話題出たもんね」
(【2】♠︎♣︎♦︎❤︎ “これ助かった”アイテム会議)
ゆきも頷く。
「ゴミ箱は持ち歩けないけど、おむつ袋は外出の時とか特にね」
「カバンの中でも臭いが漏れないから」
なつはすぐスマホで検索し始める。
「これは買おっと」
さらに、ふみが思い出したように言う。
「あと、”おしりうるおいシャワー”」
「え?」
なつが顔を上げる。
「”おしりふき”だけじゃ落ちにくい時あるんですよ」
「特に新生児」
ふみも頷く。
「うんうん」
「肌荒れしやすい時期あるもんね」
あさひが補足する。
「おしりふき前に使うだけでも結構違う」
「へぇ〜」
なつは完全に勉強モードだった。
その流れで、ふみがバッグからおしりふきを取り出す。
「うちはずっと”水99%のおしりふき”」
「持ち歩いてるんですか?」
「これは本当に便利」
「手も拭くし」
「机も拭くし」
「なんなら口も拭く」
「万能すぎる」
気づけば、オムツの話からどんどん広がっていた。
窓の外では、休日を楽しむ家族連れが歩いている。
テーブルの上にはスマホ。
画面にはオムツやおしりふき。
「それ便利だったよ」
「それ助かったよ」
を共有している時間だった。
気づけば、オムツの話だけで1時間。
店員さんが空いたグラスを下げながら、
「今日は赤ちゃん会議ですか?」
4人は顔を見合わせる。