客先におけるフリーランスの合理的な人間関係のあり方

客先におけるフリーランスの合理的な人間関係のあり方

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IT・テクノロジー
フリーランスとしてプロジェクトに参画していると、
「なぜこの人が(この能力で)ここにいるんだろう?」
と感じる場面に出くわすことがある。

正社員でも、業務委託でも、
正直あまりバリューを発揮できていない人がいるケースだ。

数年前、まさにそういうプロジェクトに当たったことがあり、今回はそのときの経験則を書いてみたい。

プロジェクトには、いろんな人がいる。
プロジェクトの規模が大きくなると、
メンバーは数十人単位になることも珍しくない。

当然ながら、
①明らかに優秀な人
②普通に仕事ができる人
③どうしても噛み合わない人
④バリューが発揮できない人
が混在する。

今回は④のケースをメインに話す。
数十人もいれば、これはもう仕方がない。

・たまたま他にポジションがなかったのか、
・組織上の事情なのか、
・単なるバグ

なのかは分からない。

③④の人は正社員に多い印象はあるが、
「業務委託なのに、なぜ続いているんだ?」と思う人がいることもある。
(本来なら、契約切られるはずなのに)

まずは「3ヶ月」向き合ってみる

私が一つの基準にしているのが、3ヶ月だ。

「3ヶ月」という期間は、その人が
・学習する気があるか
・周囲に適応しようとするか
・伸びる余地があるか
・助言をしたら響く人なのか
を見るための、いわばリトマス紙のようなものだと思っている。

ここでほとんど変化がない場合、残念だが、今後も大きく変わる可能性は低い。

個人的な感覚だが30~35歳Overになると変わらないケースが圧倒的に多い。

以前、別の会社の業務委託の人が半年以上をかけて④バリューが発揮できない人にアドバイスをし、改善を促したが残念ながら変わらなかった。

御本人的には仕事の流儀として「1人1人しっかりやってほしい」という事だった。
私はその事に対して疑問に思っていた。

流儀は大事ではあるが、我々の指名はバリューを発揮し、プロジェクト先に貢献することである。

時間が無限にあれば、それでも良いかもしれないが。

またフリーランスは一定時間以上業務を行えば残業代はもちろん発生するか瞬間的なものであり、個人的には残業代よりは単価で給料を上げるべきだと思っている。

単位時間あたりの生産性を最大化させる必要がある

フリーランスである以上、自分の時間と価値をどこに投下するかは極めて重要だ。

・必要なスキルを身につける
・必要なバリューを発揮する
・プロダクトをグロースされる
・単価を上げる

多くはこのいずれか、全部を達成する人がある。そして時間の制限がある。

そう考えると限られた時間の中で最大化するためには
「誰に何をどのように言えばいいか」を考えなければならない
そうした時に「言っても響かない人」に向き合っても投資費用対効果は極めて悪い事になる。

人によっては相性もあるが、

1を言う→1のバリューを発揮する
1を言う→10のバリューを発揮する
1を言う→0のバリューを発揮する

と様々だ。バリューを発揮する人に絞って言った方が投資費用対効果は高くなるのだから。

決して怒ってはいけない(復讐されるから)

これはかなり重要だ。
能力が低い、仕事が雑、話が通じない。
そう感じたとしても、怒ってはいけない。

理由はシンプルで、
人はプライドを傷つけられると、必ず何かしらで返してくるからだ。

なので取るべきスタンスは、

・最低限のリスペクトは見せる
・正面衝突はしない
・できるだけ仕事で関わらない

仕様、役割分担、責任範囲を明確にし、
自分の成果に影響が出ない位置取りをする。

これは逃げではなく、戦略だ。
人は自分が欲しているタイミングで、欲した人からのアドバイスしか耳を傾けない。

筆者は以前、小さい会社で取締役をやっていたが、社長から
「その指導に"愛"はあるか?」といつも問う人だった。

綺麗事ではなく、上から目線で指導してくる人に対して「変わろう」と思う人は稀だろう。
怒ってくる人に対してはなおさら変わる気など怒らないだろう。

同じ会社であれば、自分が率先して動き、仕事でバリューを発揮し、背中を見せた上で愛を持って指導するのがベストである。

しかしながらフリーランスは同じ会社ではない人との共同作業であることが多い。自分が「欲した人」ではない可能性が高いからだ。

仕事の能力は、人間の一側面にすぎない

最後に、これだけは忘れないようにしている。
仕事の能力は、
人間を構成する数ある側面のうちの、ほんの一つにすぎない。

その人がダメなのではなく、
その仕事・その環境に合わなかっただけ
という可能性も大いにある、というかそのケースが無茶苦茶多い。
(そもそも私自身が非常に不完全な人間だし)

きっと別の場所ならバリューを発揮するのに・・・という人も多い。
日本の正社員は解雇が極めて難しいので、本人が明らかに適性のない職業についていても解雇されない。

個人的には適材適所にすべきだとは思うが、これも雇用のバグである。
仕事は世の中に山ほどある。全員が同じ場所で輝く必要はない。

フリーランスは自由だが、
同時に人間関係の距離感を自分で設計する必要がある。

感情で動かず、時間と価値を冷静に最適化する。
それが、長く安定して続けるための
一つのコツだと思っている。

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