「このまま、誰かが決めたルールの中で生きていくのかな」
そんなふうに感じることはありませんか。
仕事をして、生活をして、毎日をなんとか回している。
外から見れば、何も問題がないように見える。
それなのに、ふとした瞬間に、
「私は、本当はどうしたいんだろう」
と分からなくなることがあります。
私自身、そんな時期がありました。
社会の仕組みの中で働くこと。
決められた時間に働くこと。
決められたルールに従うこと。
もちろん、それが必要な場面もあります。
でも、頭では分かっていても、心がついてこない。
「また、自分ではない誰かが決めた生き方に戻ってしまうのではないか」
そんな感覚が、苦しさにつながっていました。
そこで、少しずつ考えるようになりました。
私は、制度そのものが嫌なのではない。
誰かに決められた生き方を、そのまま自分の人生だと思ってしまうことが嫌なのではないか。
本当は、自分で選びたい。
自分に合う働き方を考えたい。
ひとりで過ごす時間も大切にしたい。
無理をして誰かに合わせるのではなく、自分の心の声を聞きながら暮らしたい。
そうやって考えていくと、
「今の仕事をどうするか」
という問題の奥に、
「私は、どんなふうに生きたいのか」
という、もっと大きな問いがあることに気づきました。
そして、すぐに答えを出さなくてもいいのだと思うようになりました。
今の環境をすぐに変えられなくてもいい。
今いる場所を「目的地」ではなく「通過点」と考えることもできる。
今の仕事を続けながら、これからの暮らしを考える。
少しずつ、自分が本当にやりたいことを育てていく。
そうやって、自分の人生の舵を少しずつ自分の手に戻していく。
そのためには、ときどき立ち止まって、
「私は、本当は何を感じているんだろう」
「何が嫌なのだろう」
「本当は、どうしたいのだろう」
と、自分自身に問いかける時間が必要なのかもしれません。
誰かに答えを出してもらうのではなく、
自分の中にある言葉を、ゆっくり見つけていく。
私は、そんな時間を大切にしています。
もし今、
「なんとなく苦しいけれど、その理由が分からない」
「誰かに話したいけれど、身近な人には話しにくい」
「自分の本音を整理してみたい」
そんなふうに感じているなら、
ほんの少しだけ、自分のために話す時間をつくってみませんか。
うまく話す必要はありません。
きれいにまとめる必要もありません。
話しながら、自分でも気づいていなかった気持ちが見えてくることがあります。
私は、そんな静かな時間を一緒につくるお手伝いをしています。
答えを急がず、自分の本音に耳を傾ける時間。
それは、自分の人生をもう一度、自分の手に戻していくための小さな一歩なのかもしれません。