YouTube Music 認定資格 第28回 ChatGPTとのマンツーマンレッスン

YouTube Music 認定資格 第28回 ChatGPTとのマンツーマンレッスン

記事
音声・音楽
*第27回からの続きです。

Q、YouTubeと提携する

これまで広告と定期購入がチャンネルの収益源となることについて説明してきました。実際にアーティストが音楽を収益化する手順については、YouTube やサードパーティとの関係性によって変わってきます。


アーティストの所属条件ごとに以下のセクションでご確認ください。

・YouTube パートナー プログラムに参加しているアーティスト 

レーベルなどに所属していないアーティストの場合、YouTube パートナー プログラムに参加して広告を利用することで収益を得られます。チャンネルのコンテンツを収益化するには、まず該当する利用資格要件を満たしていて、かつYouTube パートナー プログラムのポリシーを遵守していることを確認する審査を受ける必要があります。

A、このセクションでは、

「アーティストが実際にどのようにYouTubeで収益化するのか」

について説明しています。

収益化の方法は、アーティストがレーベルに所属しているか、自主制作(インディーズ)かによって異なります。

YouTube パートナー プログラム(YPP)に参加しているアーティスト

主に、

・インディーズアーティスト
・個人クリエイター
・レーベルに所属していない音楽活動者

が対象です。

YouTube パートナー プログラム(YPP)に参加することで、広告収益を得られるようになります。

収益化の流れ

1、YouTubeチャンネルを運営する
2、YPPの参加条件を満たす
3、YouTubeの審査を受ける
4、承認される
5、広告収益を受け取る

審査で確認されること

YouTubeは次の点を確認します。

① 利用資格要件を満たしているか

一定の基準を満たす必要があります。

② YPPポリシーを遵守しているか

・コミュニティガイドライン
・著作権ルール
・収益化ポリシー

などに違反していないことが求められます。

③ オリジナルコンテンツであるか

他人の音楽や映像を無断利用していないことも重要です。

・なぜYPPが必要なのか

広告主は安心して広告を出したいため、

YouTubeは収益化を希望するチャンネルを審査しています。

その結果、

視聴者
広告主
クリエイター

の三者が安心して利用できる環境が維持されています。

試験対策ポイント

✅ レーベルに所属していないアーティストはYPPを利用して収益化できる

✅ 収益化にはYouTube パートナー プログラムへの参加が必要

✅ 利用資格要件を満たす必要がある

✅ YPPポリシーの遵守が必要

✅ 収益化前に審査が行われる

覚えておきたい一文

認定試験では、

「YouTube パートナー プログラムに参加して広告を利用することで収益を得られる」

「収益化するには利用資格要件を満たし、YouTube パートナー プログラムのポリシー遵守に関する審査を受ける必要がある」

という点が重要です。

つまり、誰でも即座に広告収益を得られるわけではなく、YPPへの参加と審査通過が必要ということです。


Q、レコード レーベルと契約しているアーティスト

YouTube は多くの主要レコード レーベルや独立系レコード レーベルとライセンス契約を結んでおり、広告や定期購入から発生した収益を支払っています。レーベルはマスター録音(曲のオリジナル録音または公式録音)の所有権や管理に基づいて、収益を回収します。レーベルや音楽配信会社が YouTube の Content ID システムを利用していれば、(ファンがアップロードしたものなどの)他人の動画に自分たちが所有するマスター録音が含まれている場合に、アーティストが収益を得ることもできます。

一般的に、レーベルは YouTube から受け取った収益の一定の割合を、各アーティストに支払います。支払い金額はアーティストとレーベルの間の契約によって異なります。

SRAV: YouTube とレーベル(アーティストと直接契約する場合もあります)の間で交わされる標準契約書のことを、サウンド レコーディングおよびオーディオ ビジュアルに関するコンテンツ ライセンス契約(SRAV)といいます。SRAV の条件は契約ごとに異なりますが、一般的には、レーベルの音楽をストリーミング配信する権利を YouTube に付与するとともに、レーベルと YouTube 間の法的義務の概要を示すものとなっています。

管理しているチャンネルのアーティストがレーベルや音楽配信会社と提携している場合は、レーベルや音楽配信会社の全カタログをYouTube に掲載することで露出の機会が増えて収益の最大化につながります。

A、このセクションは、レコードレーベルと契約しているアーティストの収益化の仕組みを説明しています。

レコードレーベル経由での収益化

レーベル所属アーティストの場合、多くはアーティスト本人ではなくレーベルがYouTubeと契約しています。

YouTubeは主要レーベルや独立系レーベルとライセンス契約を結び、

・広告収益
・YouTube Premium収益
・YouTube Music Premium収益

をレーベルへ支払います。

その後、レーベルが契約内容に応じてアーティストへ分配します。

マスター録音とは

このセクションで重要な用語が

マスター録音(Master Recording)

です。

これは、

楽曲のオリジナル録音・公式録音の権利

を指します。

一般的にはレコードレーベルが所有または管理しています。

・Content IDによる収益化

Content ID

はYouTubeの著作権管理システムです。

例えば、

・ファンが動画をアップロードする
・動画内でアーティストの楽曲が使用される
・Content IDが楽曲を検出する
・権利者が収益化を選択する
・広告収益が権利者へ支払われる

という流れになります。

つまり、

公式チャンネル以外の動画でも、自分の音楽が使われていれば収益化できる場合がある

ということです。

・アーティストへの支払い

レーベルはYouTubeから受け取った収益の一部をアーティストへ支払います。

ただし、

契約内容
印税率
分配比率

は契約によって異なります。

・SRAVとは

試験で用語として出る可能性があります。

SRAV
(Sound Recording and Audio Visual Content License Agreement)

日本語では、

サウンド レコーディングおよびオーディオ ビジュアルに関するコンテンツ ライセンス契約

です。

これは、

YouTube
レコードレーベル

の間で締結される標準的なライセンス契約を指します。

主な内容は、

・YouTubeが楽曲を配信する権利
・レーベルとYouTube双方の法的義務
・収益分配のルール

などです。

・全カタログ掲載のメリット

教材の最後にある重要ポイントです。

レーベルや音楽配信会社と提携している場合、

保有する全カタログをYouTubeへ掲載することが推奨されています。

理由は、

・発見される機会が増える
・再生回数が増える
・Content IDの活用範囲が広がる
・広告収益・Premium収益が増える

からです。

試験対策ポイント

✅ レーベルはマスター録音の権利に基づいて収益を回収する

✅ YouTubeはレーベルへ広告収益と定期購入収益を支払う

✅ Content IDを利用すると他人の動画に含まれる楽曲からも収益化できる

✅ レーベルは受け取った収益の一部をアーティストへ支払う

✅ 支払割合はアーティストとレーベルの契約によって異なる

✅ SRAVはYouTubeとレーベル間のライセンス契約である

一問一答で覚えるなら

Q. レーベルが所有・管理する権利は?
→ マスター録音の権利

Q. 他人の動画に自社楽曲が使われていることを検出する仕組みは?
→ Content ID

Q. YouTubeとレーベルの標準ライセンス契約は?
→ SRAV

Q. レーベルがYouTubeから受け取った収益はどうなる?
→ 契約に基づいてアーティストへ分配される

このあたりが認定試験で押さえておきたい重要ポイントです。



Q、著作権や配信にかかわる契約について

楽曲の著作権はサウンド レコーディングの著作権とは別のものであるため、YouTube は音楽配信会社や著作権料徴収団体とも契約を結んでいます。これらの契約を通じて、関連する音楽配信会社やソングライターに使用料を支払っています。

注: ここに記載している情報はすべての状況や地域に該当するわけではありません。

A、このセクションでは、音楽には複数の著作権が存在することを説明しています。これはYouTube Music認定資格でも重要な知識です。

2つの著作権を区別する

音楽には大きく分けて次の2種類の権利があります。

① サウンドレコーディングの著作権

実際に録音された音源に関する権利です。

例えば、

・歌手が歌った音源
・バンドが演奏した音源
・スタジオで制作された公式録音

などです。

一般的には、

・レコードレーベル
・音楽配信会社
・アーティスト

が所有または管理しています。

② 楽曲(作詞・作曲)の著作権

楽曲そのものに関する権利です。

例えば、

作詞家
作曲家
音楽出版社

などが関係します。

同じ曲でも、

・曲そのものの権利
・録音された音源の権利

は別々に存在します。

・YouTubeが複数の契約を結ぶ理由

YouTubeで1曲が再生されると、

・音源の権利者

アーティスト
レーベル

への支払いが必要です。

さらに、

楽曲の権利者
ソングライター
作詞家
作曲家
音楽出版社

への支払いも必要になります。

そのためYouTubeは、

・レコードレーベル
・音楽配信会社
・著作権料徴収団体

などと契約を結び、適切に使用料を支払っています。

著作権料徴収団体とは

代表例としては、

JASRAC
NexTone

などがあります。

これらの団体は、

作詞家
作曲家
音楽出版社
に代わって著作権使用料を徴収・分配しています。

教材の注記が意味すること

教材には、

「ここに記載している情報はすべての状況や地域に該当するわけではありません」

とあります。

これは、

・国ごとの法律
・著作権管理団体
・ライセンス契約

が異なるためです。

日本と米国でも権利処理の方法が異なる場合があります。

試験対策ポイント

✅ 楽曲の著作権とサウンドレコーディングの著作権は別物

✅ YouTubeはレーベルだけでなく音楽配信会社や著作権料徴収団体とも契約している

✅ ソングライターや音楽出版社にも使用料が支払われる

✅ 1回の再生でも複数の権利者が関係する

覚え方

1曲には

「曲の権利」
(作詞家・作曲家・出版社)


「録音の権利」
(アーティスト・レーベル)

の両方が存在します。

YouTubeはそれぞれの権利者に適切に収益を分配するため、多数のライセンス契約を結んでいるのです。これはYouTube Music認定資格で頻出の基本概念なので、しっかり理解しておくとよいでしょう。


Q、ヒント

YouTube パートナー プログラムでは、アーティストがコンテンツをアップロード、配信する場所を制限していないため、アーティストは YouTube と他のプラットフォームでも音楽を収益化できます。

A、このヒントの重要なポイントは、

YouTube パートナー プログラム(YPP)は独占契約ではない

ということです。

YouTubeだけで配信する必要はない

YPPに参加していても、アーティストは自分の音楽を

YouTube
Spotify
Apple Music
Amazon Music

など複数のプラットフォームで配信できます。

YouTubeにアップロードしたからといって、他のサービスでの配信が制限されるわけではありません。

なぜ重要なのか

アーティストにとっては、

・YouTubeの広告収益
・YouTube Premium収益
・他社ストリーミングサービスの収益
・ダウンロード販売収益

など、複数の収益源を確保できるメリットがあります。

つまり、

「YouTubeでも収益化し、他のサービスでも収益化する」

ことが可能です。

・試験対策ポイント

このヒントから覚えるべきことは次の1点です。

✅ YouTube パートナー プログラムはアーティストの配信先を制限しない

言い換えると、

✅ YPPは独占契約ではない

✅ アーティストはYouTube以外のプラットフォームでも自由に収益化できる

想定問題

Q. YouTube パートナー プログラムに参加すると、アーティストは他の音楽配信サービスで同じ楽曲を配信できなくなる。

×

正解:×

YPPは配信先を制限しないため、アーティストはYouTubeと他のプラットフォームの両方で音楽を収益化できます。

これがこのヒントの最重要ポイントです。


Q、支払いを受け取るためのアカウントを設定する

管理するチャンネルへの支払いを受け取れるようにするには、有効な AdSense アカウントを YouTube に関連付ける必要があります。

基本的な手順は次のとおりです。      
                                          ・自分がコンテンツ所有者(包括的なアカウント)である、または自分の管理するチャンネルがコンテンツ所有者に属している場合: 既存のチャンネルをコンテンツ所有者にリンクするか、コンテンツ マネージャで新しいチャンネルを作成します。コンテンツ所有者は、チャンネルをリンクすることによって収益化ポリシーを適用する権利を得られます。レーベルはリンクされたチャンネルで動画を公開でき、音楽配信会社はチャンネルを使って AdSense とのリンクを有効にできます。 

・支払いを受けるために AdSense アカウントを設定する。新しい AdSense アカウントを作成するか、既存のアカウントをチャンネルに関連付けます。動画を収益化して収益を受け取るには、有効な AdSense アカウントが必要です(1 つの AdSense アカウントを、コンテンツ マネージャ経由で複数の YouTube チャンネルにリンクして、まとめて収益を受け取ることが可能です)。 

注: レーベルなどに所属していないアーティストや、コンテンツ所有者にリンクしていないチャンネルの場合は、別の手順で支払いを受け取るアカウントを設定する必要があります。

A、このセクションは、YouTubeで収益を受け取るための実務的な手続きについて説明しています。

これまで学んだ

・広告収益
・YouTube Premium収益
・YouTube Music Premium収益

を実際に受け取るためには、有効なAdSenseアカウントが必要になります。

・AdSenseとは

Google AdSense は、Googleが提供する広告収益の支払いシステムです。

YouTubeで発生した広告収益は、最終的にAdSenseを通じて支払われます。

つまり、

収益化=AdSenseとの連携が必須

ということです。

・コンテンツ所有者(Content Owner)の場合

レコードレーベルや音楽配信会社などは、

コンテンツ所有者(Content Owner)

としてYouTube上で権利を管理できます。

その場合は、

① チャンネルをリンクする

既存チャンネルをコンテンツ所有者に関連付けるか、

または

② 新しいチャンネルを作成する

コンテンツマネージャを利用して新規チャンネルを作成します。

チャンネルをリンクするメリット

コンテンツ所有者は、

・収益化ポリシーの適用
・著作権管理
・Content IDの利用
・収益管理

などを行えるようになります。

AdSenseアカウントを設定する

次に、

新規作成

または

既存アカウントとの関連付け

を行います。

ここが重要です。

動画を収益化して収益を受け取るには、有効なAdSenseアカウントが必要

という点です。

1つのAdSenseで複数チャンネルを管理可能

教材では、

1つのAdSenseアカウントを複数のYouTubeチャンネルにリンクできる

と説明しています。

そのため、

・レーベル
・音楽配信会社
・MCN(マルチチャンネルネットワーク)

などは複数チャンネルの収益を一括管理できます。

・注記の意味

最後の注記は試験で狙われやすいポイントです。

レーベルに所属していないアーティストや、コンテンツ所有者にリンクしていないチャンネルの場合は別の手順になる

つまり、

レーベル所属

・コンテンツ所有者経由
・Content Manager利用

個人アーティスト

・YPP(YouTubeパートナープログラム)経由
・自分でAdSenseを設定

という違いがあります。

試験対策ポイント

✅ YouTube収益を受け取るには有効なAdSenseアカウントが必要

✅ コンテンツ所有者はチャンネルをリンクして収益化ポリシーを適用できる

✅ Content Managerで新規チャンネルを作成できる

✅ 1つのAdSenseアカウントを複数のチャンネルにリンクできる

✅ 個人アーティストとレーベル所属アーティストでは設定方法が異なる場合がある

一問一答

Q. YouTubeの広告収益を受け取るために必要なアカウントは?
→ AdSenseアカウント

Q. 1つのAdSenseアカウントを複数のYouTubeチャンネルにリンクできる?
→ できる

Q. コンテンツ所有者がチャンネルをリンクする主な目的は?
→ 収益化ポリシーの適用と収益管理

これらがこのセクションの重要ポイントです。


Q、ヒント

・AdSense アカウントの差引残高が基準額に達していれば、チャンネルに対する支払いが毎月行われます。 

・ご不明な点がある場合、よくある問題の解決方法については、AdSense ヘルプセンターをご覧ください。

A、このヒントは、**「いつ収益が支払われるのか」と「困ったときのサポート先」**について説明しています。

① AdSenseの支払い基準額

YouTubeの収益は、発生したその日に支払われるわけではありません。

まず収益はAdSenseアカウントに蓄積されます。

そして、

AdSenseアカウントの差引残高が支払い基準額に達すると、毎月支払いが行われる

仕組みになっています。

つまり、

・収益発生
・AdSenseに反映
・基準額到達
・月次支払い

という流れです。

② AdSenseヘルプセンター

収益化では、

・AdSenseとのリンクができない
・本人確認が終わらない
・支払いが保留になっている
・銀行口座登録でエラーが出る

などの問題が起こることがあります。

その場合は、

Google AdSense ヘルプセンター

を利用して解決方法を確認できます。

試験対策ポイント

✅ YouTube収益はAdSense経由で支払われる

✅ AdSenseの差引残高が支払い基準額に達すると支払い対象になる

✅ 支払いは通常、月単位で行われる

✅ 困ったときはAdSenseヘルプセンターを利用できる

覚えておきたい一文

認定試験では、

「収益を受け取るためには有効なAdSenseアカウントが必要であり、差引残高が基準額に達すると毎月支払いが行われる」

という流れを理解しておけば十分でしょう。

細かな金額よりも、

「AdSenseが収益の受取窓口である」

という点が重要です。


*第29回に続く。





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