「よし、起業しよう!」と決めた時、意外と悩むのが「開業届に書く日付」です。 一生に一度(かもしれない)大切な記念日。 あなたは「ワクワクする気持ち(感情)」で選びますか? それとも「有利に進められる日(損得)」で選びますか?
今回は、多くの起業支援やWebサイト制作に携わってきた視点から、開業日を決める3つの基準をご紹介します。
1. 【感情重視】モチベーションが続く「記念日」
一番多いのがこのタイプです。自分の気持ちが乗る日は、事業を継続する強いパワーになります。
自分の誕生日: 自分へのギフトとして。
最強開運日: 一粒万倍日や天赦日など。「この日に始めたんだから大丈夫」という根拠のない自信が、苦しい時の支えになります。
ゾロ目の日: 11月11日など。覚えやすく、周年記念のイベントも打ち出しやすいです。
2. 【損得重視】税金や事務処理で得する「キリの良い日」
「少しでも事務作業を楽にしたい」「税制面で損をしたくない」という現実派の方におすすめの基準です。
1月1日(期首): 個人事業主の会計期間は1月〜12月。1月1日を開業日にすると、初年度から丸々1年分の帳簿が揃うため、確定申告(特に青色申告)の計算が非常にシンプルになります。
月初め(1日): 月単位での売上管理がしやすく、後から振り返った時に成長を可視化しやすいメリットがあります。
3. 【戦略重視】「お客様の動き」に合わせた日
Web制作やサービス業など、相手がいる仕事の場合は「いつから告知を開始したいか」から逆算する方法です。
4月1日(新年度): 世の中が「新しいことを始めよう」という空気感に包まれます。この日に合わせてWebサイトやSNSを公開することで、集客の波に乗りやすくなります。
業界の繁忙期の1〜2ヶ月前: 例えば、私のいるWeb制作業界なら、年度末の予算消化や新生活準備に向けて動く時期に合わせて開業し、あらかじめポートフォリオを整えておくのが戦略的です。
正解は「あなたが納得できる日」
結局のところ、どの基準を選んでも間違いではありません。 大切なのは、「この日に決めたからにはやり抜く!」という覚悟が決まる日にすること。