過去を越えて、もう一度あなたと生きると決めた日
「結婚して、幸せですか?」
そう聞かれたとき、以前の私は即答できませんでした。
むしろ、「正直、しんどいことの方が多い」と思っていたくらいです。
私と夫は、過去に一度離婚しています。
うまくいかなかったのは、彼がわがままだったから。
そう思っていました。
でも今思えば、本当に問題だったのは
「私が自分の気持ちを伝えていなかったこと」だったのです。
「意見を言えなかった」過去の私
結婚していた当時の私は、夫の意見に逆らうことができませんでした。
「これが夫婦円満のコツなのかもしれない」
「私さえ我慢していれば波風は立たない」
そんなふうに思って、自分の気持ちを心の奥にしまい込んでいたのです。
でも、感情というのは我慢を続けると、いつか限界がきます。
一度ぶつかり合うと毎日が戦争のようで、それに嫌気がさしたのか
夫が家を出て行き、私たちは別々の道を選びました。
それでも、私の心の中に、夫への想いが残っていたのは事実でした。
愛に気づいた瞬間、世界が変わった
1年後に彼は戻ってきて、私もそれを受け入れはしたものの
どこかしっくり来ないまま生活を続けていました。
納得のいかない気持ちにもやもやする私は
少しずつ、自分自身と向き合うようになりました。
「私はどうしたいんだろう?」
「一緒にいたいのか?いたくないのか?」
ずいぶん時間が経ってからなのですが、気づいたのです。
「私は彼のことを、本当に愛していたんだ」と。
その愛に気づけたとき、
私は自分の気持ちを正直に伝えようと決めました。
ただ“合わせる”のではなく、
「こうしたい」「これは嫌だ」
そんな当たり前の言葉を、少しずつ伝える練習をしたのです。
不思議なことに、そうすることで夫との関係性は少しずつ変わっていきました。
彼は変わっていないかもしれない。
でも、私が変わったのです。
だから、もう一度「やり直す」という形を選ぶことができました。
過去生からつながる魂の絆
実は、私たちはただの夫婦ではありません。
スピリチュアルな視点から言えば、過去生でも何度も出会ってきた“魂の伴侶”です。
ある人生では、私たちは夫婦でした。
でも私は、他の男性の子を身ごもってしまい、彼とは別れる運命をたどりました。
またある時代では、親子として生きていたけれど、
私は彼を手元で育てることができないまま別れることになってしまった。
そんな過去を思い出したとき、私は深い悲しみに包まれました。
けれど同時に、心の奥から「今度こそ添い遂げたい」という願いが湧き上がってきたのです。
この人生で出会ったのは偶然ではなく、何度も果たせなかった“約束”を今こそ果たすためだったのだと、心から思えました。
幸せな結婚とは、“変わりながら一緒にいること”
結婚とは、幸せになるためのゴールではなく、
「共に成長していく旅」のようなものだと、感じています。
相手が自分を変えてくれるわけでも、
自分を犠牲にして続けるものでもなく、
お互いが、自分の心に素直になっていく中で、
少しずつ「ふたりでいる幸せ」を育んでいくこと。
だから、過去に傷ついたことがあってもいい。
うまくいかなかった経験があっても、やり直してもいい。
大切なのは、「今、この人とどう生きたいか」。
そして、「この人生で、どうしても一緒にいたい」と思える相手がいるのなら、それはきっと魂が決めてきた深い約束の証なのです。
私たちは、ようやくその約束を果たし始めました。
たとえ完璧な夫婦じゃなくても、日々すれ違ってしまうことがあっても、
「この人と生きたい」と思えるその気持ちが、
私の人生に確かな“幸せ”を与えてくれています。
──運命を導く占い師 天音