楽譜を読んでいると、
「この音符は何拍伸ばすの?」
「4分音符と8分音符って、どれくらい長さが違うの?」
「そもそも音符の長さってどうやって覚えればいいの?」
と疑問に思うことがありますよね。
音楽を始めたばかりの方にとって、音符の長さ(音価)を覚えることは、楽譜を読むための基本です。
でも、実はそれほど難しくありません。
音符の長さは、基本的に
「長い音符を半分に分けていく」
と考えると、とても簡単に理解できます。
今回は、全音符から2分音符、4分音符、8分音符、16分音符まで、音符の長さを図解しながらわかりやすく解説します。
音符の長さは「半分ずつ」で覚えよう
まずは、音符の長さの基本的な関係を見てみましょう。
全音符 → 2分音符 → 4分音符 → 8分音符 → 16分音符
という順番で、音の長さが半分ずつになっていきます。
たとえば、全音符を「4拍」とすると、
全音符=4拍
2分音符=2拍
4分音符=1拍
8分音符=1/2拍
16分音符=1/4拍
となります。
つまり、
4拍 → 2拍 → 1拍 → 1/2拍 → 1/4拍
と半分になっていくわけです。
① 全音符は4拍
全音符は、基本的な音符の中でも長い音符です。
4/4拍子の場合、4拍分の長さがあります。
イメージとしては、
「1・2・3・4」と数えている間、ずっと音を伸ばす
という感じです。
全音符を2つに分けると?
4拍を半分にすると2拍です。
つまり、
全音符(4拍)=2分音符(2拍)×2
となります。
② 2分音符は2拍
2分音符は、全音符の半分の長さです。
4/4拍子なら、
2拍分の長さ
になります。
「1・2」と数えている間、音を伸ばすイメージです。
2分音符をさらに2つに分けると?
2拍を半分にすると1拍。
つまり、
2分音符(2拍)=4分音符(1拍)×2
です。
③ 4分音符は1拍
4分音符は、楽譜の中でも特によく登場する音符です。
4/4拍子では、基本的に
4分音符=1拍
として数えます。
「1・2・3・4」と数える場合、
♩ ♩ ♩ ♩
と4分音符を4つ並べると、ちょうど4拍になります。
4分音符をさらに2つに分けると?
1拍を半分にすると1/2拍。
これが8分音符です。
4分音符(1拍)=8分音符(1/2拍)×2
となります。
④ 8分音符は1/2拍
8分音符は、4分音符を半分にした音符です。
4/4拍子では、
8分音符=1/2拍
と考えます。
そのため、4分音符1拍の中に8分音符を2つ入れることができます。
```text
♩ = ♪ ♪
1拍 = 1/2拍+1/2拍
```
「1と2と3と4と」と数えると、8分音符のリズムを感じやすくなります。
⑤ 16分音符は1/4拍
さらに8分音符を半分にすると、16分音符になります。
16分音符=1/4拍
です。
4分音符1拍の中には、
16分音符を4つ
入れることができます。
```text
♩ = ♪♪♪♪
1拍 = 1/4拍 × 4
```
16分音符は、8分音符よりも細かく、速いリズムを表現するときによく使われます。
音符の長さを一覧で覚えよう
ここまでをまとめると、次のようになります。
| 音符 | 長さ | 4分音符との関係 |
| ----- | ---: | -------: |
| 全音符 | 4拍 | 4個分 |
| 2分音符 | 2拍 | 2個分 |
| 4分音符 | 1拍 | 1個分 |
| 8分音符 | 1/2拍 | 1/2個分 |
| 16分音符 | 1/4拍 | 1/4個分 |
覚え方はとてもシンプルです。
4 → 2 → 1 → 1/2 → 1/4
と、どんどん半分になっていきます。
ピザに例えると簡単!
音符の長さがなかなか覚えられない場合は、ピザをイメージしてみましょう。
1枚のピザを「全音符=4拍」とします。
それを半分に切ると、
2分音符×2
になります。
さらに半分に切ると、
4分音符×4
になります。
さらに半分にすると、
8分音符×8
になります。
そしてさらに半分にすると、
16分音符×16
です。
つまり、音符は
「1つの長い音を、どんどん細かく分割している」
と考えると分かりやすくなります。
「音符の名前」と「長さ」はセットで覚える
初心者のうちは、
「全音符は丸い」
「4分音符は黒い」
という形だけを覚えようとしてしまいがちです。
もちろん音符の形を覚えることも大切ですが、同時に
「この音符は何拍なのか」
をセットで覚えましょう。
おすすめは次のように声に出して覚える方法です。
> 全音符=4拍
> 2分音符=2拍
> 4分音符=1拍
> 8分音符=1/2拍
> 16分音符=1/4拍
これを何度か繰り返すだけでも、かなり覚えやすくなります。
実際にリズムを叩いてみよう
音符の長さを覚えるには、見るだけでなく実際にリズムを叩いてみるのがおすすめです。
4/4拍子で、
4分音符
```text
♩ ♩ ♩ ♩
1 2 3 4
```
まずは1拍ずつ手を叩いてみましょう。
次に8分音符。
```text
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
1 と 2 と 3 と 4 と
```
さらに16分音符なら、
```text
♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪
1 と 2 と 3 と 4 と
```
のように、より細かくなっていきます。
「音符の長さ」と「休符」も同じ考え方
ここまで音符について説明しましたが、実は休符も同じです。
音を出さない時間にも、音符と同じように長さがあります。
たとえば、
全休符=4拍分
2分休符=2拍分
4分休符=1拍分
8分休符=1/2拍分
16分休符=1/4拍分
というように、休符にもそれぞれ長さがあります。
「音がないから数えなくていい」のではなく、休符もしっかり拍を数えることが大切です。
まとめ:音符は「半分ずつ」で覚えよう!
音符の長さは、最初は難しく感じるかもしれません。
でも、
全音符を半分にすると2分音符
2分音符を半分にすると4分音符
4分音符を半分にすると8分音符
8分音符を半分にすると16分音符
と考えれば、とてもシンプルです。
覚えるポイントは、
「音符は、となりの音符になるたびに半分!」
これだけです。
まずは、
全音符=4拍
↓
2分音符=2拍
↓
4分音符=1拍
↓
8分音符=1/2拍
↓
16分音符=1/4拍
という流れを覚えてみましょう。
音符の長さが分かるようになると、楽譜のリズムが少しずつ読めるようになってきます。
クラリネットや吹奏楽など、これから楽器を始める方も、まずはこの基本から覚えていきましょう!