「ありがとう」って、毎日どれくらい言っていますか?
声に出してもいいし、心の中でつぶやいてもいい。
でも、もしあなたが「今の自分を変えたい」「もっと幸せを感じたい」と思っているなら、
“3年で5万回ありがとうを言う”というチャレンジ、やってみませんか?
■ 1日46回、感謝を探す生活
「3年で5万回」と聞くと、ちょっと気が遠くなりそうですが、
計算してみると、1日あたりたった46回。
8時間寝るとして、起きている時間が16時間。
つまり、20分に1回は「ありがとう」を言うというペースになります。
もちろん、口に出してもいいし、心の中で思うだけでも大丈夫。
ただし、意識しないと達成できない数字です。
だからこそ、この習慣には大きな意味があります。
■ 「ありがとう視点」が人生を変えていく
このルールを続けていると、何が起きると思いますか?
そう、ありがとうを“探す”ようになるんです。
たとえば――
鳥のさえずりが耳に心地よい →「ありがとう」
朝ごはんが美味しかった →「ありがとう」
無事故で職場に到着できた →「ありがとう」
電車で座れた →「ありがとう」
座れなかったけど、健康のために立てた →「ありがとう」
今までスルーしていた日常の出来事にも、「感謝の種」が眠っていることに気づきます。
すると、自分の“視点”がどんどん変わっていくんです。
■ トラブルにも「ありがとう」が言えるようになる
感謝が習慣になると、トラブルに対する受け止め方すら変わってきます。
「この出来事が、自分に何かを教えてくれるとしたら…?」
「何が学べるだろう?」
「どう行動すれば、次はもっと良くできるだろう?」
すると、不思議なことに、悩みや怒りに支配される時間が減っていくんです。
その代わりに、「次の一歩」に意識を向けられるようになります。
■ 「ありがとう」は人間関係も良くしてくれる
感謝を習慣にすると、人とのコミュニケーションにも変化が起きます。
たとえば、エレベーターで「開く」ボタンを押してくれた人に、
「すみません」ではなく「ありがとう」と伝える。
それだけで、相手の気持ちはぐっと温かくなります。
なぜなら、「ありがとう」は他者の行動を承認する言葉だからです。
人は、承認されると嬉しくなる。
嬉しくなると、相手にも何か返したくなる。
これが、心理学でいう好意の返報性です。
つまり、「ありがとう」を増やすと、
自分にも“ありがとう”が返ってくるような出来事が増えてくるんです。
■ 脳が“ありがとう”に反応するようになる
脳には、RAS(網様体賦活系)というフィルター機能があります。
これは「自分にとって大事な情報」を優先的に拾う仕組みです。
つまり、「ありがとう」を探す生活をしていると、
RASが“感謝に関係する情報”を優先的に集めてくれるようになるんです。
同じ出来事でも、「イライラの材料」にするか、「ありがとうの材料」にするか。
その判断を変えてくれるのが、このフィルターの力です。
■ 潜在意識が“感謝モード”に書き換わる
人間には、「思考」「発言」「行動」の3つがあります。
この3つがバラバラだと、脳は認知的不協和というストレスを感じます。
たとえば、思ってもいないのに「ありがとう」と言うと、
脳は「あれ?なんでありがとうって言ったんだろう?」と違和感を覚え、
そのうち思考のほうが「感謝モード」に引っ張られていくのです。
これは逆もしかりで、
「ありがとう」と“思っているのに”言葉や行動に出せないと、やっぱりズレを感じます。
だから、思考・発言・行動を一致させることが、
「気持ちよく生きる秘訣」なんです。
■ 稲盛和夫さんも語る、“考え方”の大切さ
京セラ創業者・稲盛和夫さんは、こう言っています。
人生・仕事の結果 = 能力 × 熱意 × 考え方
能力や熱意がどんなに高くても、「考え方」がマイナスだと、
人生の結果もマイナスになってしまう。
だからこそ、考え方をプラスに整える習慣が、人生の土台になります。
そしてその最初の一歩が、
「ありがとうを探すこと」なんです。
■ 最後に
起きた出来事は、誰にも変えられません。
でも、それをどう捉えるかは、あなたの自由です。
「ありがとう」を言うという行動は、
過去でも未来でもなく、“今の自分”に集中する力を育ててくれます。
そして3年後。
あなたの潜在意識は、きっと「ありがとう」で満たされているはずです。
「ありがとう」は「人生の景色」を変える。