PDFからCSVにする前に、見本1枚で決めておきたい3つのこと

PDFからCSVにする前に、見本1枚で決めておきたい3つのこと

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「毎月届くPDFを、Excelで集計できる形にしたい」
そんなとき、最初に揃えたいのは、使う道具よりも「完成した表の見本」です。ここでは、担当者同士の認識を合わせるための3つの確認を紹介します。

1.表の「1行」が何を表すか
1枚の伝票を1行にするのか、商品明細を1行ずつにするのか。ここが違うと、同じPDFから作っても別の表になります。
例えば、伝票に商品が3種類あれば、商品ごとに集計したい表は3行です。伝票番号や日付を各行に繰り返すかも、最初に決めます。
まず手作業で2〜3行だけ完成例を作ると、列の並びと単位を具体的に伝えられます。

2.「空欄」と「0」、セル内の改行をどう扱うか
数量が書かれていない欄を、勝手に0へ置き換えると意味が変わります。未記入は空欄のまま、読めない文字は確認対象として残す、といったルールを決めます。
長い品名が2行に分かれている場合も、別の商品として2行に増やすのか、1つのセルにまとめるのかを確認しましょう。後から集計する目的に合わせることが大切です。

3.変換できた件数だけでなく、確認が必要な箇所を残す
「100ファイルを処理した」だけでは、正しく読めたかは分かりません。
元のファイル名、ページ、処理結果、確認が必要な理由を一覧にすると、見直す場所を絞れます。最初の見本では元のPDFと完成した表を並べ、数値・単位・空欄を照合します。

小さな見本で、どこまで確認したか
今回、架空の帳票を使った自主制作見本を作りました。固定レイアウトのPDF2ページ・6行・13項目をCSVへ変換し、用意した正解データとの78セルの一致、空欄2セル、複数行の項目4セルを確認しています。文字のないPDFを、通常の変換結果とは別に検出する確認も行いました。
これは小規模な見本の結果です。実際の帳票や画像でできたPDF、別のレイアウトでも同じ精度になるという保証ではありません。対象の形式と量を見て、確認方法と対応範囲を決めます。

相談するときに揃えておくとよいもの
・PDFの種類と、1回に処理したいファイル数・ページ数
・完成してほしい表の列名と、2〜3行の記入例
・使うパソコンの環境と、必要な時期
この3点があると、手入力で整える範囲と、繰り返し処理を仕組みにする範囲を分けて考えやすくなります。

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