先日、仕事で都内のとある会社の内装補修に出向いたときの話し。
普段は現場での作業はほとんどせず、営業寄りの仕事をしているのですが、今回は自分でもできそうだった内容だったことと、人工(つまり職人に支払う手間賃)を抑えられることもあり、自分でやってみようと思ったわけです。
その会社、いかにも「ITっぽい」感じで、今風のデザインの狭めのオフィス。
でも「IT」って、もはや何を指すのか曖昧になってませんか?
僕が務めるリフォーム業も集客はネット頼りで、時にはCGもオンラインで販売したりしている。結局のところ、ITって何を指してるんでしょうね。
さて、そんなIT企業でせっせと作業していると、スーツをピシッと着こなした30代半ばくらいの男性が話しかけてきました。
どうやら社長さんのようです。
最近のIT系ってスーツ姿の人は少ないので、かえって新鮮。
彼の喋り方も自信満々、まさに「成功者」オーラ全開という感じ。
「すごく綺麗になってるじゃないですかー」と社長。
うん、この「じゃないですかー」のトーンからして、作業者を見下してる感じが見え隠れします。
まあ、その後もいろいろと注文されて、口調は終始そんな感じ。
なんていうか、こういうタイプの経営者、いるんですよね。
「俺成功者だぜ」オーラ全開で、店員とか作業員にはやたら強気。
でも、何故かそういう人に限って、経営は火の車だったりするのもです。
あとで人伝に聞いた情報ですが、実際にこの社長さんもそんな感じでした😭
そもそも地頭がわるいのでしょう。
経営は人・物・お金の綿密な調整が必要な仕事。
計画を遂行するには、問題を先に可視化して、リスクは極力避けていかなければなりません。
ここで考えるのが、「雇い先や作業員に上からものを言うことのメリットって何?」ということ。
本人は圧力をかければ人は思い通りに動くとでも思ってるのでしょうが、そんなもの効果があるどころか、「なんか感じ悪いな」くらいにしかならないんです。
場合によっては、腹を立てて悪意を持った対応をされるかもしれない。
一方で、「身が引き締まる」と感じるのは、にこやかに、明るいトーンで話しかけ、こちらの目をしっかり見てくれるお客さん。
こういう人ほどビジネスもうまく回していて、現場でも無理なことは言わず、裏表がない。
経験豊富で人の心理を理解しているから、「余計なリスクを拾わない」
こちらも気が引き締まります。
彼らの「優しさ」は、計算された独特の「いやらしさ」も持ち合わせているんです。
はっきり言いましょう。
「人を見て態度を変える人は、バカで未熟な人」。
自分の短慮で人に損害を与える可能性もあるし、関わりたくないタイプです。
だから、皆さんも身の回りでそういう人がいたら、あまり深入りしないほうが身のためです。
そして、コンビニでお会計するときは、店員さんに笑顔で「ありがとう」を伝えてみましょう。
きっと楽しく気持ちの良い日常になるはずです✨