「取って」じゃなくて、私の手を引いた男の子

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こんにちは、ほんわかです。

保育をしていると、子どもたちは言葉だけではなく、いろいろな方法で気持ちを伝えてくれます。

今日は、ある男の子とのやりとりを通して感じたことを書いてみたいと思います。

私の手をぎゅっと握った男の子


ある日、一人の男の子が私のところへやってきました。

そして、何も言わずに私の手をぎゅっと握ると、そのまま棚の前まで連れて行ったのです。

何かな?と思いながら一緒に行くと、男の子は棚の上をじっと見つめています。

その視線の先には、お気に入りのおもちゃがありました。

私は「これが欲しいんだね」と声をかけながら、おもちゃを取って渡しました。

すると男の子は、うれしそうな表情を見せてくれました。

言葉がなくても伝えようとしている


その子は「取って」と言葉で伝えたわけではありません。

でも、自分の気持ちを伝えようとしていました。

私の手を握り、目的の場所まで連れて行く。

それは、その子なりの立派なコミュニケーションだったのです。

子どもたちは、まだ言葉が十分に育っていなくても、行動や表情、しぐさを使ってたくさんのことを伝えています。

クレーン現象という行動


このように、大人の手を使って自分のしてほしいことを伝える行動を「クレーン現象」と呼ぶことがあります。

乳児期にはよく見られる自然な姿のひとつです。

言葉が出る前の子どもたちは、自分でできないことを大人に手伝ってもらうために、さまざまな方法で気持ちを伝えようとします。

大切なのは気持ちを見ること


私たち大人は、つい言葉に注目しがちです。

でも、子どもたちは言葉以外の方法でも一生懸命に伝えています。

「何て言いたいのかな?」

「何を伝えようとしているのかな?」

そんなふうに考えながら関わると、子どもの気持ちが見えてくることがあります。

言葉があるかないかではなく、その子なりの伝え方に目を向けること。

それが安心できる関わりにつながるのではないかと感じています。

子どもたちは毎日サインを送っている


子どもたちは毎日、小さなサインをたくさん送ってくれています。

言葉だけではなく、表情や行動、しぐさの中にも大切なメッセージがあります。

そのサインを受け取りながら、一人ひとりの気持ちに寄り添っていきたいですね。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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