出品ボタンが押せなかった私が、初めて「買う側」になって気づいたこと

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マネー・副業
ココナラに登録してから、約2年。

その間、私が出品したサービスの数はゼロでした。

スキルがなかったわけではありません。接客業を10年以上やってきて、人の話を聞いて、整理して、前に進めるお手伝いをする仕事を、ずっと続けてきました。サービスの下書きも、何度も書いては消し、書いては消し、を繰り返していました。

それでも、出品ボタンが押せなかった。

理由は、たった一つです。

「悪い評価を書かれたらどうしよう」

この一言が、2年間ずっと私の足を止めていました。

「いい商品を作れない」のではなく「他人の評価が怖い」だけだった

正直に書きます。

私が止まっていたのは、サービスの質に自信がなかったからではありませんでした。準備はしていたんです。問題は、まだ起きてもいない「誰かの低評価」を、頭の中で勝手に何度も再生していたことでした。

完璧な状態にしてから出そう。もう少し良くしてから。あと一回だけ見直してから。

そうやって2年が経ちました。

「完璧主義」と言えば聞こえはいいですが、実際にやっていたのは、失敗の可能性をゼロにするまで、一歩も動かないということ。そしてその「ゼロ」は、永遠に来ませんでした。

きっかけは、自分が「買う側」に回ってみたことでした

ある夜、私はあることに気づきました。

「出品する側」のことばかり考えていたけれど、自分はココナラで一度も何かを買ったことがない、と。

買う人の気持ちが分からないまま、買ってもらおうとしていた。これはおかしい。

そこで私は、自分のサービスと同じ「話を聞いてもらう」カテゴリで、初めてサービスを購入してみることにしました。電話で話を聞いてもらう、というシンプルなものです。

正直、買う前の私は不安だらけでした。

- うまく話せなかったらどうしよう
- 何を話せばいいか分からない
- 初対面の人に時間を取らせて申し訳ない

気づきましたか。これ、私が「出品する側」で抱えていた不安と、構造がまったく同じなんです。「相手にどう思われるか」が怖くて、一歩が出せない。買う側に回っても、私は同じ場所で止まりかけていました。

それでも、今回は通話ボタンを押しました。

取引が終わったあと、画面に届いた一通の評価

通話が終わり、お互いに評価を送り合います。

そして、相手の出品者の方から届いた評価を読んだとき私は、自分でも少し驚くくらい、肩の力が抜けるのを感じました。

そこには、星5つの評価とともに、こんな言葉が書かれていました。要約すると、

- 数あるサービスの中から選んでくれてありがとう
- 丁寧で、何事にも真摯に向き合う方だと感じた
- 半年後にはきっと生活できるようになっている。応援しています

という、初めて利用した私を、まっすぐ後押ししてくれる内容でした。

その瞬間、2年間の不安の正体が、はっきり見えたんです。

私が2年間怖がっていた「評価」の本当の姿

私はずっと、「評価」を自分を裁くものだと思い込んでいました。

でも、買う側として実際に評価を受け取ってみて分かったのは、評価とは取引をした二人の間に生まれた、短いやりとりの記録でしかない、ということです。

そこにあったのは、減点ではなく、「ちゃんと向き合ってくれてありがとう」という、ごく当たり前の人間のやりとりでした。

もちろん、すべての取引が満点になるわけではないでしょう。それは分かっています。でも、「丁寧に、誠実に向き合う」という、自分にできることをやっていれば、評価はその事実をそのまま映すだけだと、買う側に回って初めて、頭ではなく体で理解できました。

私が2年間恐れていたのは、「低い評価」そのものではなく、**評価という仕組みを、勝手に怪物に育てていた自分の想像力**だったんです。

だから私は、自分のサービスを「公開」しました

この体験のあと、私はようやく出品ボタンを押しました。

サービスは、まさに私が買ったのと同じ、話を聞く・相談に乗るサービスです。

 接客業を10年以上やってきた経験を活かして、仕事の悩み・人間関係の疲れ・愚痴・モヤモヤの整理など、幅広くお聞きします。

特別なことは書きません。ただ一つだけ言えるのは、私は「話を聞いてもらう側」の不安を、つい先日、自分の体で確かめてきたばかりだということです。

- 何を話せばいいか分からない
- うまく説明できる自信がない
- 初対面の人に時間をもらうのが申し訳ない

その気持ち、全部、つい最近の私自身のものです。だから、最初の一歩が怖い人の隣に、いちばん近いところで座れると思っています。

同じ場所で止まっている、あなた

もしあなたが今、

「やってみたいけど、何か言われたら怖い」
「準備が完璧になってからにしよう」

と思って、2年前の私と同じ場所で立ち止まっているなら一つだけ、伝えたいことがあります。

動かない理由を完璧に並べることは、いくらでもできます。でも、その完璧なリストは、あなたを一ミリも前に進めてくれません。

私の場合、たった一回、買う側に回っただけで、2年間動けなかった足が動きました。きっかけは、思っているよりずっと小さくていいんです。

もし、頭の中を整理したい、誰かに話を聞いてほしい、と少しでも思ったら、私のサービスをのぞいてみてください。あなたの「最初の一歩」の話を、いちばん近い場所で聞きます。



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