<<映画の感想>>
※星占いになぞらえた独自の感想です。(このような見方もあるのだな…)とご覧いただければ幸いでございます。
※またネタバレを含むためご覧になりたくない方はご注意ください。
映画:シェイプ・オブ・ウォーターを観て。
西洋占星術では海王星はアポロン、海の神様といわれています。
映画では海の神様が半魚人の姿を借りて地上に現れ健気なイライザを救ったように見えました。
物語の序盤では写し出される画面が暗い緑のトーンでお話が進んでいきます。
主人公のイライザは言葉が不自由ですが清掃のお仕事をして自立しています。
隣人や同僚と気持ちを通わせながらも単調な日々を送っているおり半魚人に出会います。
もともとイライザは人に対して偏見をもたない人物(隣人はゲイの男性で同僚は黒色人種の女性)でありたとえそれがこれまで見たこともない生物であっても態度は変わりません。
言葉を必要としない関係。イライザと彼(半魚人)の心が通じ合うのに会話は必要ありませんでした。
やがてはお互いの境界がなくなり身も心もひとつに溶け合う。このような感覚はまさに海王星の象意と同じといえるでしょう。
恋をしたイライザのへバンドが赤くなる。まるで心に燃え立つ愛情を表すかのようです。
そして物語は展開していきます。陸上の生活に適応できず衰弱してゆく彼を助けるためにイライザは大胆に行動していくのです。
どこまでも守りぬく。
ラストの海の中ではこれもイライザの履いていた赤い靴が印象的。
赤い靴がぬげてしまう。もう靴をはかなくてもいいよ。新しい世界が待っているよ。自由になってね。と言っているよう。
彼とともに幻想的な海の世界へ迎えいれられた、私にはとても美しいハッピーエンドに思えました。
イライザの星座を考察すると身内に対する義理堅さや自身のことをかえりみずに愛するものを守りぬく強さ健気さから蟹座さんぽいなと思いました。
水の星座らしさの感じられる海にまつわるファンタジーでした。