「アニマルコミュニケーション」って、聞いたことがありますか?
私にとってアニマルコミュニケーションという存在を初めて身近に感じた出来事は、わんにゃんドームというイベントでブースを構えていた方がいらっしゃったことでした。
思い返せば、この時期、動物の言葉が聞けるハイジという女性をテレビで頻繁に見掛けた頃で、世の中にはこんなこともあるんだな―ぐらいの認識でした。
その頃は栄養や病気などについて、ペット栄養管理士、ペットフーディスト、CatVocate、次々と知識を手に入れて実践する毎日でした。
動物を生かすための知識を詰め込むことにやりがいを感じ、勉強を重ねる毎日だったんです。
なんとなくひと段落ついた時、次に目に飛び込んできたのはローレン・マッコール先生によるアニマルコミュニケーション初級クラス募集の案内でした。
ローレン先生の本を読むと。アニマルコミュニケーションは誰でもできます、と書いてある。
(え。練習すればできちゃうの⁈)
栄養や病気、対処法をさんざん学んできたけれど、もし、もし、もしも動物の気持ちを聞くことができたら、もっともっと選択肢の範囲が広がることがあり得るんだろうか?
ワクワクは止まりません。
もう一つ受講を決めたポイントがあります。
我が家には二匹の猫がおります。この子達と一緒に生活するようになって始まった漠然とした不安や恐怖。愛おしさが深まれば深まるほど、ただただ怖い。そう、絶対避けて通れない、死におびえるようになりました。
わたし自身は絶対に耐えられないだろう確信が強く、どう乗り切ればいいのかわからず迷子になっていました。
生まれた時から犬も猫もいる環境で育ち、迎えた死も同じだけ数があります。楽しかった日々を思い返してみる。
亡くなった後はとことん泣いた。どん底まで後悔した。居ない毎日に落ち込んだ。でも、今でも引きずっているか?いいや、そんなことはない。
つまり、自分が負った傷は時間をかけて薄らいで癒されていく。それは経験から学んできた。
では、亡くなったあの子は?あの子の想いは?
きっといろんな想いがあるだろう、色んな使命があっただろう、やり残したこともあるかもしれない。
それを知ることが、この世で一緒の時間と空間を共にした人間は知るべきではないだろうか。
遠巻きに見ていたアニマルコミュニケーションでしたが、動物の気持ちを理解できるかもしれない、そんな魅力に惹かれて受講して現在に至ります。
これまでたくさんの動物さんとお話を重ねてきました。
ひとつとして同じ会話はなく、どの瞬間も愛おしくかけがえのないものです。
アニマルコミュニケーションをすることで動物さんが落ち着くのはもちろん、お互いの考えを理解できることで飼主さんと更に深い絆を築くことにも使える便利なツールです。
アニマルコミュニケーションに興味があるけれど、一歩踏み出せずにいらっしゃる方向けに「アニコミでおつかい」を使って頂けたら幸いです。