こんにちは。
てんせつです。
だいぶ涼しくなった今日、この頃ですが、如何お過ごしですか?
集中豪雨の被害は大丈夫でしょうか?
被害に遭われた方々にはこころよりお見舞い申し上げます。
では、本題に移ります。
脱ぎっぱなしの靴下、
開けっぱなしの引き出し、
平気で後回しにされるLINEの返信。
パートナーのそんな無神経な姿を見た瞬間、
カチンと頭に血がのぼり、
言い返すより先に喉の奥がキュッと締め付けられたり、
呼吸が浅くなって止まってしまうことはありませんか?
「どうしてちゃんとしてくれないの!」
「普通これくらい、言われなくてもやるよね?」
相手を激しく責め立てながら、
あとで一人になって猛烈な自己嫌悪に陥る。
頭では「もっと大らかに受け止めたい」
「些細なことで怒りたくない」と分かっているのに、
どうしても怒りの炎が消えてくれない。
実はこれ、
相手の行動そのものに怒っているわけではありません。
あなたの心の奥底にある
「私はこんなに我慢して守ってきたのに、
なぜあなただけ自由に破って平気な顔をしているの?」という
猛烈な不公平感に、身体が警報を鳴らしているのです。
正義感の奥にある
「過去の自分への報われなさ」
私たちは幼い頃、
親の機嫌を損ねないため、
あるいは家庭内で居場所を失わないために、
必死で「実家の当たり前」を守ってきました。
部屋を散らかしたら叱られるから、
遊びたくても片付けた
感情を露わにしたら空気が凍るから、
言いたい本音を飲み込んだ
親を喜ばせるために、
弱音を吐かずに「しっかり者の良い子」で居続けた
幼いあなたにとって、
実家のルールを遵守することは、
愛され、居場所を守るための「命がけの防具」だったはずです。
それなのに、
目の前にいるパートナーはそのルールを
何の罪悪感もなく踏み越え、のんきに笑っている。
その姿を見た瞬間、
あなたの無意識のフタが跳ね上がります。
「私はあんなに苦しい思いをして自分を縛ってきたのに、それを破っても平気で生きているなんてズルい」
相手への怒りの正体は、
道徳心や正義感ではなく、
過去の自分が報われないことへの叫びであり、
自由な相手への猛烈な嫉妬なのです。
怒った瞬間、
思考より先に身体が「迎撃」している
私は38年間武道を修行し、
1.5万件以上の臨床現場に立ち会ってきましたが、
その中で確信していることがあります。
それは、「強い感情は、頭で考えるより先に、
必ず身体の物理的な反射として立ち上がる」という事実です。
「ズルい!許せない!」と心が叫んだ0コンマ何秒の間に、
あなたの身体はすでに臨戦態勢に入っています。
横隔膜の硬直: 息を吸い込んだまま肺が固まり、呼吸が完全に止まる
喉の締め付け: 溢れ出る感情を抑え込むため、
あるいは威嚇するために声帯がキュッと絞られる
重心の浮き上がり: お腹(丹田)から力が抜け、
エネルギーがすべて頭に集中して視野が針の穴のように狭くなる
息が止まり、
身体がカチコチに固まった状態で口を開けば、
どれだけ正しい正論であっても「攻撃の刃」にしかなりません。
防具を構えた相手と斬り合いになり、
泥沼の消耗戦になってしまうのは当然なのです。
喉が詰まり、
息が止まるのは、
あなたがそれだけ一生懸命に自分を律して生きてきた証拠。
あなたが器の小さい人間だからでも、
怒りっぽいからでも決してありません。
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【この記事をご紹介した理由・根拠】
パートナーへの怒りが爆発したとき、
頭の中で「怒っちゃダメだ」と言い聞かせても感情は止まりません。
私自身が38年の合気道の稽古を通じて体得した、
「思考や感情の波を身体の観察によって静めるアプローチ」を
詳しく解説しています。
感情を頭でコントロールしようとして苦しんでいるあなたに
身体からアプローチする安心感をぜひ知っていただきたいと思い、
この記事を添えました。
今日からできること:反論する前に「息を吐き切る」
もし次にパートナーのだらしなさを目にして
喉がキュッと締まりそうになったら、
正論をぶつける前にこれだけを行ってみてください。
「お腹の底にある空気を、
口から『ふーーーっ』と限界まで吐き切る」
吸うのではなく、
ただただ吐き切ることに集中します。
肺が空っぽになると、
身体は自然と新しい空気を深く吸い込み、
固まっていた横隔膜がゆるんで頭にのぼっていた重心が
お腹へと降りていきます。
身体の迎撃態勢が解けて初めて、
「あ、私は今、昔の我慢を思い出して悔しかったんだな」
と、大人の冷静な視線を取り戻すことができます。
あなたはもう、
あの頃のように親の顔色を窺い、
厳しく自分を縛り続ける必要はありません。
大人のあなたは、
もっと自由で、もっと力を抜いて生きていいのです。
次回予告&ご案内
自分の身体の力みを緩められるようになったら、
その先で「価値観の違うパートナー」と
どうやって対等なチームを作っていけばいいのでしょうか?
次回は、お互いの無意識の縛りを解き、
無駄な衝突をゼロにするための
「具体的な対話のステップ」をお届けします。
「自分の実家ルールが何なのか、一人では整理できない」
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