皆さん、こちらのブログを見て頂きありがとうございます。私は現在早稲田大学招聘研究員として、消費者行動・心理を分析しています。分かりやすく言うと、データを活用して企業のマーケティング活動や消費者の購買体験を豊かにしていくというのが私たちの役目です。
そんな中で、皆さんから頂く疑問として「データの重要性は分かるが、いまいちピンとこない」、あるいは「具体的にデータを活用するメリットは何?」といったものがあります。「データ分析」や「統計」など、一見するととても難しく感じられるため、どのように活かせるのかが伝わりにくいのかも知れません。
この問題を解決するために、今回はデータをマーケティング活動に使うことのメリットをお話していきたいと思います。データドリブンマーケティングの特徴やメリットを知りたい方はぜひ読んでみてください。
データドリブンマーケティングとは何か?
まず「データドリブンマーケティング」の言葉の意味を整理しましょう。「データドリブンマーケティング」とはユーザーの行動履歴や売上情報、あるいはビッグデータなどの複数のデータから客観的に判断するマーケティング手法を指します。私たちが暮らす現代社会はスマートフォンやインターネットの発展に伴って、多くのデータがオンライン・オフライン問わず蓄積されています。例えばSNSで商品を購入し、その感想を投稿するなど、「認知」から「購入」までの経路が複雑で多様化しているため、それぞれの行動フェーズごとにデータを取得して顧客の感情や行動を把握することが重要なのです。他にもセンサーなどでリアルタイムで消費者の動きを取得し、クラウド上にたくさんのデータを蓄積しておくことで将来を予測するための分析環境が整っていることもデータドリブンマーケティングが進展してきた理由の一つです。
データドリブンマーケティングの目的
客観的なデータをもとにして顧客を理解し、顧客満足度を高めてあげることがデータドリブンマーケティングの目的です。これまでは経験則、カンにもとづいて施策を立案・実行することが当然でしたが、前回と同じことをしたからといって効果があるとは言い切れず、正しい判断をできなくなってしまう可能性があります。もちろん、過去の経験から学びを得ることは大切なのですが、「データドリブン」な分析方法を取り入れることでより正確性を高めることができるのです。さまざまなデータから顧客のニーズや嗜好、あるいは行動パターンといったようにそれらの関係性をデータ分析によって明らかにし、顧客が望む施策を実施することができるのです。その結果、顧客の満足度が向上し購入してくれる人が増え、企業の売上も向上するのです。
データドリブンマーケティングのメリット
データドリブンマーケティングのメリットは客観的にデータで分析や比較できることです。「なぜ効果があったのか」、「次も成功する可能性はあるのか」は、カンや経験だけでは判断することが困難です。データドリブンマーケティングでは、各種データを分析することによって施策の効果や課題を明確にすることができます。さらにそれらを評価・改善を通してブラッシュアップすることで「効果がない施策は中止」し、「効果が高い施策を採用する」ことができます。これは結果として「ムダなコストを抑えて、効果的な戦略を選択する」ことで効率的な意思決定ができるようになります。
これは顧客にとってもメリットがあります。データドリブンになることによって自分のニーズに合った体験が可能であり、パーソナライズな情報を獲得できるので満足度が高くなります。企業と顧客の双方が満足できる社会の創出のためにデータドリブンは大きな役目を果たすのです。
データドリブンマーケティングの課題点
データドリブンマーケティングを実施する上で、次のような課題が挙げられます。
・データの可視化が上手くできない
・データを活用できない
これらの二つの問題点を解決するためにはどうすれば良いのでしょうか?
まず、「データの可視化が上手くできない」についてです。データを可視化するためには当然データが必要です。顧客の購買履歴、ニーズ、あるいは嗜好などに関するデータを取得・蓄積するためにはシステムをしっかりと構築する必要があります。また複数の種類のデータを取り扱う場合も想定して、その形式を統一する工夫も必要になります。また、実際の分析の際には前処理が不可欠であり、適切なデータの形に変換するための処理も必要です。今の時代は、こういったデータを一括管理をするためのプラットフォームも多くあるのでそれらを活用することも効果的でしょう。
続いて、「データを活用できない」という問題についてです。
データは量がたくさんあれば良いわけではなく、質も重要となります。質が低いデータだと分析の結果も低下してしまいます。例えば、読み込み不可であるデータや、欠けている部分が多く含まれているデータは分析に使えず、適切な分析をすることができません。
重要なことは「データを用いて何を実現させることを目的とするか」が大切で、それを共通認識として持っておきましょう。それに伴って、必要なデータを適切な形で蓄積することがデータドリブンマーケティングを行うために必要なことです。
まとめ
今回はデータを活用してマーケティング活動を行うことのメリットと、陥りやすい問題について触れました。競争相手が多い現代社会では、「データ」は宝箱と言えるものです。この宝を活かすかどうかは、「目的を明確」にし、「宝となる適切なデータを蓄積すること」が重要です。ぜひ、データを活用して企業と顧客の双方が満足できる社会を一緒に創出していきましょう。
──◆◇ 読者の皆様へ ◆◇───
ココナラで、「データドリブンマーケティング」のサービスを出品しています。「自社にはデータはあるが、活用できていないという方」や「データを扱える人材が自社にいない」などのお悩みがある皆様のために、「低価格でプロのマーケティングデータ分析」を行っております。お見積りも随時受け付けており、個々人に応じてサービスの変更を行っていますので、お気軽にご相談ください。
──◆◇ サービスの強み ◆◇───
① 消費者行動・心理分析の専門家によるマーケティング調査を低価格で実現します。余分な費用は頂きません。
② 可能な限り当日納品を目指します。
③ Pythonを活用した分析で、大きなデータも取り扱い可能です。
④ 分析結果をビジュアル化して見やすいレポートとして納品いたします。
⑤ 納品後のご質問は長期で無料にてサポートさせて頂きます。
⑥ 皆様からのお問い合わせには素早く対応いたします。
⑦ データ分析が全く分からない方もご安心ください。分かりやすく分析結果をご報告させて頂きます。