アクリル製品はその透明感と美しさで大人気ですが、印刷の仕組みは少し複雑です。今回は、アクリルへの印刷方法と必要なデータについて、わかりやすくご紹介します。
アクリル印刷の基本の仕組み
アクリルは透明なので、そのまま印刷するとデザインが透けてしまうことがあります。それを防ぐために、「白版」と呼ばれる白いインクを使います。この白版がデザインの裏側に印刷されることで、透けを防ぎ、デザインを鮮やかに見せてくれます。また、印刷後にアクリルを希望の形にカットするための「カットライン」のデータも必要です。
透明アクリル商品の印刷方法
透明アクリルには、片面印刷と両面印刷の2つの方法があります。
片面印刷
片面印刷の場合、アクリルの裏側から次の順番で印刷します。
1. 表面デザイン
2. 白版
この順番で印刷すると、表から見たときにデザインがはっきり見えるようになります。
両面印刷
両面印刷の場合は、さらにいくつかのステップが加わります。
1. 表面デザイン
2. 白版
3. 遮光(黒)
4. 白版
5. 裏面デザイン
遮光インク(黒)を使うことで、裏面のデザインが透けないようにします。ただし、淡い色のデザインの場合、遮光インクの影響で色が若干暗くなることがあります。
必要なデータ
・ 透明アクリル片面印刷の場合:表面デザインデータ、白版データ、カットラインデータ
・透明アクリル両面印刷の場合:表面デザインデータ、白版データ(表面用と裏面用)、裏面デザインデータ、カットラインデータ
白・黒・ラメ・オーロラアクリル商品の印刷方法
白、黒、ラメ、オーロラアクリルも片面印刷と両面印刷ができます。ただし、ラメとオーロラアクリルは両面印刷には対応していません。
片面印刷
片面印刷の場合、アクリルの表側に次の順番で印刷します。
1. 白版
2. 表面デザイン
両面印刷
両面印刷の場合、片面印刷の手順を裏側にも行います。
1. 表側:白版 → 表面デザイン
2. 裏側:白版 → 裏面デザイン
必要なデータ
・白・黒・ラメ・オーロラアクリル片面印刷の場合:表面デザインデータ、白版データ、カットラインデータ
・白・黒アクリル両面印刷の場合:表面デザインデータ、白版データ(表面用と裏面用)、裏面デザインデータ、カットラインデータ
まとめ
アクリル印刷には、それぞれのアクリルの種類と印刷方法に応じた特別なデータが必要です。透明アクリルの場合は、透けを防ぐための白版と、場合によっては遮光インクが必要です。一方、白・黒・ラメ・オーロラアクリルの場合は、基本的に白版とデザインデータが必要です。特に両面印刷の場合は、表面用と裏面用のデータが必要になります。
これらのデータをしっかり準備することで、きれいな仕上がりのアクリル製品が作れます。アクリル印刷に挑戦するときは、ぜひ参考にしてみてくださいね。