やっぱり、キャリアの棚卸はコツコツとすべき

やっぱり、キャリアの棚卸はコツコツとすべき

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ビジネス・マーケティング
転職活動やキャリアチェンジを考えるとき、最初に壁となるのが「職務経歴書」の作成です。履歴書よりも自由度が高く、その人の経歴や強みをしっかり伝える場面である一方で、どう書けばいいかわからず手が止まってしまう方も多くいます

この記事では、採用担当としての視点に加え、私自身の経験も交えながら、職務経歴書でしっかりアピールするために意識すべきポイントを、具体的な例とともにご紹介します。ネットには関連記事が多数ありますので、ここでは一般的な書き方+私の視点も含めてみました。

はじめに:こまめなアップデートが次のチャンスを呼ぶ

職務経歴書は、定期的に見直し・更新することが非常に大切です。
実際に私も普段から職務経歴書は2~3か月見直しをしています。その影響からか、最近登録している転職プラットフォームにて、普段は経験にマッチする採用や配信関連のスカウトが多い中、HR×新サービス立ち上げに関わるプロジェクトマネージャーの案件をいただきました。
「なるほど、そういう組み合わせたあったか」と感心したスカウト内容でした。企業の採用担当者は自分の経歴を、元採用担当であり、キャリアアドバイザーの経験もある私でもイメージしていなかった視点で捉えて声がけされたので、改めて職務経歴書を常に最新の状態に保つことの重要性を身に沁みて感じました。
(だからと言って、すぐ転職するわけではありませんが….)

職務経歴書のポイント

職務経歴書は、あなたのこれまでのキャリアを一枚で伝える「セルフブランディングの書類」です。大切なのは、「何をしてきたか」よりも「どう伝えるか」。
• 自分の経歴をしっかり棚卸しできているか
• 応募先企業との接点をきちんと伝えられているか
• 自分の強みや経験を他者にわかる言葉にできているか
これらが整理されていれば、スカウトや面接の質も確実に変わってきます。だからこそ、書類にこそ力を入れるべきなのです。

1. 「相手に伝わるか」を最優先に

職務経歴書は、自分の経歴やスキルをアピールするための書類ですが、最も大切なのは「読み手にとってわかりやすいか」という視点です。採用担当は、日々多くの書類に目を通しているため、内容が煩雑だったり、要点が見えづらいものはスルーされがちです。
【ポイント】
• 1〜2ページに収める(長くても3ページまで)
• 見出しや箇条書きを使って構造化する
• 業界用語や社内用語は一般的な表現に言い換える
• 実務経験の中でも、特に注力した点や工夫したポイントを明確にする
• 自分のキャリアの中でハイライトすべきポイントを明確にすること(キャリアの山場や成果)
言い方を変えれば、自分がアピールしたい、面接で触れてもらいたいハイライトを職務経歴書から誘導することもできます。面接官がツッコミをいれたくなるような情報を組み込むことで、どのような話の流れになるか予想ができ、準備することにも繋がります。
私の場合は単に"留学経験あり"とするのではなく"デンマークに留学"と必ず記載します。そうすることで、かなりの確率で「なんでデンマークなんですか?」と面接官の興味を誘導することができ、そこから自分の実行力を伝えると同時に、未知なものに飛び込んでいくパーソナリティを共有できます。わかりやすく相手の目に留まるような、今風に表現するならパワーワードを設定することで、単調な職務経歴書にリズムをつけることができます。

2. 「実績」を数字で示す

「何をやってきたか」だけではなく、「どういう結果につながったか」を示すことが重要です。
• 営業としてクライアント対応を担当
・法人営業を担当し、前年比120%の売上を達成(前年比3,000万円増)
数字は具体性と説得力を持たせてくれます。明確な数字が出せない場合でも、「件数」「割合」「期間」などで定量化する工夫をしましょう。
また、PDCAをどう回したか、試行錯誤の過程や改善点を記載すると、読み手に再現性を感じてもらいやすくなります。
面接では職務経歴書で表面的に仕入れた情報に、実際に対話を通じて知り得た熱量や人柄を肉付けしていきます。具体性があり、プロセスが整理された履歴書はただでさえ情報を整理するのが大変な面接官の負担を減らします。
「実際にこの候補者は何を、どのように、どんな気持ちで達成したのか」という一番大切な情報に、面接での質疑を集中させることができます。

3. 「志望企業との接点」を明確に

どれだけ立派な経歴があっても、応募先の企業と関係のない内容ばかりでは響きません。応募企業が何を求めているかを想定し、それに対して自分の経験がどう活かせるのかを結びつけて書くことが大切です。
「経歴が完全に一致していなくても、接点や関連性を読み手に伝えること」が重要です。
たとえば、有形商材の個人営業の経験があり、無形商材の法人営業に応募する場合:
• 業種の違いを埋める共通スキル(ヒアリング力、提案力)
• 取り扱った商材の中にデジタル要素があった経験
など、読み手が「この人ならいけそう」と思える要素を提示しましょう。
そちらについては他の記事でもご紹介しています。

4. 「自分の仕事を再分析する力」が問われる

職務経歴書の作成は単に採用担当者への情報提供ではなく自分の仕事のプロセスを分解し、知識や経験を再構築することにも有用です。
例えば採用業務と一つとってもアピールできる内容は様々です。
【例】
• 見積〜要件定義〜設計〜開発の全工程に従事
• 社内の承認フローを構築し、リードタイムを2週間短縮
•内定承諾率を高めるため、在籍社員との懇談会やオフィスツアーを企画
タスクの全体像や関係者とのやり取り、調整した経験なども加えることで、マネジメント力や実行力が伝わりやすくなります。
冒頭に、自分でも思いもよらなかった角度から企業のスカウトを受け取ったエピソードを記載しました。職務経歴書は繰り返しになりますが、自分の経験や能力を材料として提案することです。ある程度、その材料からできるレシピやイメージすることができますが、そこからインスピレーションを経て、自社でどう活躍してもらうかは、企業によって全く異なります。

まとめ:職務経歴書は“伝える力”そのもの

職務経歴書は、あなたのこれまでのキャリアを一枚で伝える「セルフブランディングの書類」です。大切なのは、「何をしてきたか」よりも「どう伝えるか」。
• 重要な情報に絞る
• 実績は数字で伝える
• 志望企業との接点を可視化する
• 再現性ある経験として分解する
• 常にアップデートしておく
これらを意識してコツコツとアップデートを繰り返すことは、転職をするしないに関わらず、自分のキャリアを客観的に分析するよい機会になります。
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