前々回『役割』の話をしましたが、
役割そのものが良いとか悪いとかの話ではなく、結構便利なもんだなと今は思っています。
例えば、初対面の人と話すのが苦手だったとしても、
店員という『役割』だったら、
「こんにちは!」から始まって、
明るく自然な笑顔で、お客様の欲しいものを提供できる自分になりやすくさせてくれるから。
仕事の直前に、悲しい出来事が起きたり、何か悩みがあったとしても、
仕事という『役割』に入ることで、
悲しみや悩みに引きずられることを最小限にできるし、
『役割』に助けられる時だってありました。
若い頃、ちょうど30歳前後の中途半端な年齢の時が一番ヤバかったかなぁ。
仕事先でバカにされないように、ヒールの靴を履き、かっちりしたスーツを着て、化粧もバッチリメイクで、
「私は仕事ができる人間です」という武装をしていましたよね。
まともなスーツは着ているけれど、まるでランボーみたいに銃を背中に背負い、何だったら刀も差していたような気がします。w
当時はライターの仕事で必死だったので、
「仕事のできないお姉ちゃんが来た」となめられないように、
完全武装して戦場に出て行く気分でした。
世界はとっても優しかったのにね。
今は世界が私に優しいことを信じているので、『役割』を演じる時には、
ドレスを選ぶ感覚で、バックは何にしようかな?
髪型どうする?
靴はどうする?
化粧はどのパターンにする?
と楽しむ感じ。
今回は山登りかなぁ?と思われるお仕事でも、ヒールを履いていくし、
仕事だけじゃなくて、
介護の時も、
チームリーダーとして動く時も、
尊敬する先生に学びに行く時も、TPOはおさえるけれど、
心の中ではドレスを選ぶような気持ちでいます。
『役割』をまっとうしようと頑張るんじゃなくて、
『役割』という枠組みが、自分だけでなく周りにも安心を与えるなら、
それを利用するのも悪いことじゃない。
『役割』で、ガチガチに武装しなければ、ぬいぐるみになるのも可能。
どんな私も、お試しできるよ!
そこから本当の『わたし』を探してもいいよね。