元入試問題作成者が考える 受験で一番大切なのは「勉強時間」ではありません。
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学び
受験生と話をしていると、多くの方が
「何を勉強すればいいですか。」
という質問をされます。
もちろん、この問いはとても大切です。
参考書選びや勉強法は、受験では欠かせません。
しかし、大学で入試問題の作成や採点に携わり、また20年以上にわたって受験指導を続けてきた私が感じるのは、実はそれ以上に重要なことがあります。
それは、
「どの順番で取り組むか」
という受験戦略です。
例えば、同じ100時間勉強した二人がいたとしても、その100時間の使い方が違えば、結果は大きく変わります。
苦手分野を後回しにしたり、今の学力に合わない問題集に時間を費やしたりすると、一生懸命努力しても成果につながりにくくなります。
一方で、自分の現在地を正しく分析し、「今何を優先すべきか」を明確にして学習を進めれば、同じ100時間でも大きな成果につながります。
私は受験を、
「情報戦」であり「戦略戦」でもある
と考えています。
もちろん、努力は必要です。
しかし、その努力が正しい方向へ向いていなければ、本来得られるはずだった成果を逃してしまうことがあります。
だからこそ、私は生徒さんとお話しするとき、いきなり参考書や勉強法の話から始めることはありません。
まず、
・現在の学力
・志望校
・得意・苦手
・残された時間
を整理し、
その人に合った受験戦略を一緒に考えることから始めます。
勉強法は、その戦略が決まってから初めて意味を持ちます。
受験は、一人ひとり条件が違います。
同じ勉強法が全員に当てはまるわけではありません。
だから私は、「教える」ことだけではなく、「一緒に戦略を考える」ことを大切にしています。
もし今、
「何から始めればいいか分からない」
「勉強しているのに伸びない」
「今のやり方でいいのか不安」
と感じている方がおられましたら、一度立ち止まって、勉強法ではなく受験戦略から見直してみませんか。