溜まりに溜まった絵のストック消費の為にも、思い出話をするぜ!
前の仕事先での話ですが、頭良くて言いたいことをズバッと言って、仕事出来るので、とっつきづらい…と噂の、年下の同僚がいました。
確かに毒舌が止まらないし、仕事出来ない人をボロカスに言ってる、感じ悪い感じの子でしたが笑
でもまあ、頭の回転早いし、仕事も的確に出来るし、すげえなあって、個人的に尊敬してました。
で、年末に向けてのお仕事を、たまたま別室で、2人で集中してやってた頃のことですよ。私は新入りで、全然しごできない系でしたので、多分その子に教われって事だったのか、何なのか、ともかく、向かい合ってやってました仕事。
でまあ、しごでき君(仮名)と、なんかぼつぼつ喋ってたんですよ。お互いしか喋る相手がいないと、喋ったこと無くても喋りますよね。
で、趣味?ゲームと、絵を描くよーみたいな話をしたら、しごでき君も、僕も趣味程度ですけど、描きますよ。みたいな話になって、
マジでー?
ささやか丸さんは………同人誌とか、知ってますか。
知ってるよ!激!知ってるよ!え、なに、しごでき君ジャンル何!?
僕は………まあ、ジャンルは何でも
女体化とか好きですね。
にょた!
なんてマニアックな!!
じゃあひょっとして、しごでき君、BLいける口か!?
BLまあ、読めるし、結構好きですよげへへ
マジでー!じゃあ○○の××ってカップリングとか、どう思う!
ああ!いいですよね!
と、手元のスピードと共に白熱していくトーク。
しごでき君は腐男子も兼ねた、優秀な同人男子だったのです。
そういうわけで、その日から我らの間には、腐同盟が築かれ、
私に無関心だった、しごでき君と、私は、毎日マシンガントークするようになり、
上司に、「え…しごでき君て、あんまり人と親しくならないけど、何があったのささやか丸さん…?」って聞かれたので、
「え、いえ、なんというか、趣味が合ったんですよ!漫画とか!ゲームとか!」
「ふーん?(納得しきってない)」
みたいな感じでした。
しごでき君は、打ち解けてみれば良い奴で、やんわりたしなめるとか、そういう技も、徐々に身に着けていったので、有能なしごでき君でした。
風の噂で、IQが凄く高いんだと聞きましたが、さもありなんだなあって思いながら、聞いてましたよ。
あと、しごできない系不器用新人の私のフォローもしてくれてたので、頭が上がらなかった、しごでき君、今頃なにやってんでしょうか。幸せになってると良いです。