怒りが消えなかった理由を、やっと言葉にできた。

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もう関わらないと決めた。
距離も取った。
頭では、終わった話のはずだった。

それなのに、
ふとした拍子に怒りが戻ってくる。

思い出したくもない場面。
言い返せなかった言葉。
あのときの空気。

「まだ怒ってるの?」
そう聞かれるたび、
自分が未熟みたいで、黙るしかなかった。

怒りを手放せない自分を、
どこかで責めていたと思う。

でも、あるとき気づいた。
怒りが消えなかったのは、
執着していたからじゃない。

期待していたからだ。

ちゃんと向き合ってくれると思っていた。
わかろうとしてくれると思っていた。
大事に扱ってくれるはずだと、
どこかで信じていた。

その期待が、
何度も裏切られた。

怒りは、
そのたびに溜まっていった。

「もういい」と言いながら、
心のどこかで、
まだ期待していた自分がいた。

怒りは、
相手を責めるために出てきたんじゃない。

「それでも信じていた自分」を守るために、
最後に立ち上がった感情だった。

そう思えたとき、
怒りの輪郭が変わった。

抑え込むものでも、
克服するものでもなく、
ちゃんと意味のある感情だった。

怒りが出るほど、
私は真剣だった。

軽く扱われたくなかった。
雑に済まされたくなかった。

その思いが、
怒りという形で残っていただけ。

今も、完全に消えたわけじゃない。
正直に言えば、
まだ胸の奥で熱を持つこともある。

でも、もう責めてはいない。

怒りが残っていることを、
「まだダメだ」とは思わなくなった。

それは、
期待していた自分が、ちゃんと存在していた証。

そう言葉にできたことで、
怒りは少しずつ、
静かに形を変え始めている。

ーLuminara

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