「必要とされたい」という願いと、独りきりの夜の虚しさの間で。

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【ご相談:Dさん(20歳・大学生)】


大学の部活でマネージャーをしています。
最初は、密かに憧れていた先輩に流されるまま深い関係を持ってしまったのがきっかけでした。それがいつの間にか周囲にも知れ渡り、今では複数の部員たちにとって「自分の都合で呼び出せる、便利な存在」のような役割を押し付けられています。

その時間のあとに彼らが見せる一瞬の優しさや、部活内での特別扱い。誰かに強烈に必要とされていると感じる瞬間だけは、自分に価値があり、ここに居場所がある気がして安心してしまうんです。だから、嫌だと言い出せません。
でも、部室を出て一人で帰る道や、夜ベッドに入ると、自分は何をしているんだろうと涙が止まらないくらい虚しくなります。卒業までこのまま自分を削り続けるしかないのでしょうか。私はもう、誰かと対等に愛し合うことはできないのでしょうか……。

【サキからの回答】


Dさん、誰にも言えない、胸が締め付けられるような苦しさをここで吐き出してくれて、本当にありがとうございます。
お便りを読んでいて、Dさんが「自分の居場所」を守るために、どれだけ自分の心と体を削って、ギリギリのところで立ち続けているのかが伝わってきました。

求められた瞬間に感じる「必要とされている」という実感。それは、自分に自信が持てないときほど、何にも代えがたい甘いお守りのように、心に深く浸透してしまうものですよね。

実は、事務職として地味に働く私も、自分に自信が持てなくて「誰かの役に立っていないと、私はここにいてはいけないんじゃないか」って不安になることがよくあります。だから、Dさんが彼らから求められることで、自分の存在価値を確かめようとしてしまう気持ち、痛いほど分かるような気がするんです。
でもね、Dさん。夜、一人で泣いてしまうほどのその強烈な虚しさは、あなたの心が「本当は、こんな風に扱われたくないよ」って、精一杯の悲鳴を上げているサインだと思うんです。

部員の方たちがくれる「あとの優しさ」は、悲しいけれど、あなたが自分を犠牲にしているからこそ得られる、期限付きの報酬のようなものなのかもしれません。

本当の居場所というのは、Dさんが何かを差し出さなくても、ただそこにいて、普通に笑っているだけで「あなたがいてくれてよかった」と思ってもらえる場所のことだと、私は信じています。

「どうしたらこのループから抜け出せるか」。
いきなり明日からすべてを断ち切るのは、自分の唯一の居場所を失うようで、とても怖いことですよね。
だから、まずは本当に「小さな一歩」のシミュレーションから始めてみるのはどうかな。

たとえば、次に誰かから自分勝手な誘いを受けたとき、たった一回だけ「今日は自分の時間を大切にしたいから、ごめんね」と伝えてみる。
その時の相手の反応を、少しだけ冷静に、第三者のような目線で眺めてみてほしいんです。
もしそこで急に冷たくなったり、不機嫌になったりするなら、彼らが求めていたのは「Dさん」という一人の人間ではなく、ただ「自分たちの都合を埋めてくれる役割」だった……という、少し残酷だけれど大切な「答え合わせ」になります。

それはとても傷つくことかもしれないけれど、魔法から目を覚まして、自分自身を取り戻すための、大切なきっかけになるはずです。
「もう普通の恋愛はできないのか」なんて、そんなこと、絶対にありません。
だってDさんは、誰かのために自分の身を削ってしまうくらい、本当はとても優しくて、愛情深い人なんだもの。ただ今は、その大切な優しさを注ぐべき相手と、自分自身を愛する方法を、少しだけ見失ってしまっているだけです。
あなたが、あなた自身の心と体を一番大切にできる居場所を見つけられるように。

今日から少しずつ、他人のためではなく「自分のため」に、小さな「NO」を言う準備を始めてみようかな、って思ってもらえたら嬉しいです。
私はここで、いつでもあなたの味方として、お話を聞いています。

サキより。
あなたの夜に、いつか静かな安らぎが訪れますように。
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