職場はAIのことばかり
Gemini・chatGPTエンタープライズ版・copilotの一般企業への浸透がいきわたったようで、職場は各種AIサービスの導入に躍起になっている。
サラリーマンを長くやっていると、「またか」という気分だが、さすがにこのご時世でAIを使いこなさないと業務についていけないのも事実。
わが社でも会議の議事録ツールからAIを使い始め、今では自社開発のAI議事録ツールも存在している。古風な社風が残るため、自社サービス開発のAI導入は随分と出遅れたが、社内業務のほとんどはAI機能が導入された。
AIを使いこなすプロンプトマニュアルが配布され、社内勉強会なるものも週1で開催されている。
AIは必要な場所で、必要な業務に
私はWEB業務を離れて所属部門でAI推進プロジェクトに入っている。
現在の業務はAIを導入することで得られるメリットをひたすら検証・数値化して部門内でAIによる業務効率化を推進すること。
実際にこの立ち位置になってわかったことだが、どの企業やどの部門でもAI推進を任命された人が2024年以降爆誕していることと思う。
そんな人たちが躍起になって、業務をAIで置換しようとするムーブをかましてしまうのだ。
正直、この業務で無理にAIを使う必要なくない?というものまでAIで何とかしようとしている感が否めない。Excelのマクロで十分事足りている業務(局所的な作業)までAIでやる必要はないかもしれない。
システム全体を刷新したり、大局的な見直しが必要な業務にこそAIが生きてくるのではと思う。
AIとの役割分担
上図はAI君が回答してくれたもの。簡単な日常会話のプロンプトで10秒ほどで作ってくれる。
イメージ画像にしてと打てばこのとおり、それらしい画像をつくってくれる。
出力物の真偽は別として、とにかく早い。膨大な資料整理や要点抽出、フロー図だとAIの力をフルに使ったほうが断然効率的なのは間違いない。
人の思いとAIの効率性
そう遠くない未来、議事録を学習したAIが人の発言パターンや行動パターンを分析し、職場やプロジェクトチーム用にカスタマイズされた最適な答えを出してくれるのだろう。(各種企業用のAIは今のところ学習しないことが定義になっているが)
AIが学習してきた膨大なデータはすべてが正しいわけではないし、誰しもその場で発言・資料に記載した内容が「真」だとは限らない。特に日本人の場合は「この場ではこの発言をすべき」という圧を感じるとき、「真」を語ることはほとんどない。
AIの「解」は正しいのかもしれないが、仕事にかかわった人たちの「思い(拘りであったり、熱意であったり・・・言語化できない何か)」を大切にしてしまう。
その「言語化できない何か」は、今現在、AIが超越できているものとは思えない。AIが得意とされている領域ですら、その言語化できていない部分が必ずあるはずで、私たちは見逃し続けるわけにはいかない。
AIを使うことが目的になってはいけない、今の業務をより豊かに、より深く向き合うためにAIを使いたい。自戒も込めて。