「私のこと、本当に好きなのかな?」
恋人や夫婦、親子、友人との関係の中で、そんなふうに感じたことはありませんか?
毎日連絡をくれない。
「好き」と言ってくれない。
あまり褒めてくれない。
だから、
「大切にされていないのかもしれない」
「愛情が冷めたのかな」
と不安になってしまう。
実は、愛情表現には、たくさんの種類があるんです。
そして、自分が欲しい愛情表現と、相手が自然にしている愛情表現が違うと、愛されていることに気づけないことがあります。
それって、とてももったいないことだと思うんです。
【愛情表現は人によって違う】
私たちは無意識のうちに、
「愛しているなら、こうするはず。」
という自分だけの理想の形を持っています。
「好きなら毎日連絡してくれるはず。」
「愛しているなら言葉で伝えてくれるはず。」
「察して動いてくれるはず。」
でも、その"当たり前"は、自分にとっての当たり前であって、
相手にとっても同じとは限りません。
だからこそ、すれ違いが生まれてしまうのです。
【「愛されていない」と感じる理由】
例えば、あなたが「言葉」で愛を感じるタイプだったとします。
「ありがとう。」
「大好きだよ。」
「いつも頑張ってるね。」
そんな言葉を求めているのに、相手は何も言わずにゴミ出しをしたり、
送り迎えをしてくれるタイプだったらどうでしょう。
本当は彼にとっての愛情表現をしているのに、
「何もしてくれない。」
「気持ちが伝わってこない。」
と感じてしまうかもしれません。
愛情がないのではなく、愛の伝え方が違うだけ。
そんなことも少なくないのです。
【愛情表現の9つのかたち】
1.言葉で伝える愛
「好き」「ありがとう」「頑張ってるね」と、言葉で気持ちを伝えるタイプ。
褒めたり、励ましたり、感謝を伝えたり。
言葉そのものが愛情になります。
2.行動で示す愛
「行動そのもの」が愛情の人。
送り迎えをする。
家事をする。
困った時に助ける。
言われたことをきちんとやる。
行動そのものが「大切に思っているよ」というメッセージです。
3.一緒に過ごす時間を大切にする愛
時間を共有することで愛を感じるタイプ。
一緒に食事をする。
たわいない話をする。
隣でテレビを見る。
早く帰ってくる。
「あなたと過ごす時間」が愛情なのです。
4.スキンシップで伝える愛
手をつなぐ。
ハグをする。
頭を撫でる。
触れ合うことで安心し、愛情を感じます。
5.贈り物で伝える愛
プレゼントやお土産など、
「あなたのことを考えていたよ。」
という気持ちを形にする愛情表現です。
値段ではなく、"覚えていてくれたこと"に愛があります。
6.見守る愛
必要以上に口出しせず、「あなたなら大丈夫。」と信じて待つ愛情。
距離を尊重することも愛のひとつです。
7.心配する愛
「ちゃんと食べた?」
「無理してない?」
「気をつけてね。」
不安や心配として現れる愛情。
時には干渉のように感じることもありますが、
その奥には「失いたくない」という想いが隠れていることもあります。
8.共感する愛
「それは辛かったね。」
「大変だったね。」
相手の気持ちに寄り添い、理解しようとする愛情です。
話を聞いてもらえるだけで救われる人もいます。
9.教える愛・育てる愛
アドバイスをしたり、知識を伝えたり。
「困らないように。」
「役に立てるように。」
そんな願いから生まれる愛情です。
ただ、タイミングによっては説教のように感じられることもあります。
【関係性によって現れやすい愛情表現】
母親なら、世話を焼いたり、心配したり。
父親なら、黙って支えてくれたり、不器用に見守ってくれたり。
子どもなら、「見て見て!」と無邪気に甘えてきたり。
友人なら、話を聞いてくれたり、応援してくれたり。
恋人や夫婦なら、一緒に過ごす時間やスキンシップ、家事を分担することが愛情になることもあります。
もちろん、これが絶対ではありません。
人によって、愛し方は本当にさまざまです。
【気づけなかった愛に目を向けてみる】
「私はどんな愛情表現をされると、愛されていると感じるのだろう?」
そして、
「この人は、どんな方法で愛を伝えてくれているのだろう?」
そんなふうに考えてみると、これまで見えていなかった愛情に気づくことがあります。
毎日「好き」と言ってくれる人もいれば、
黙って車で迎えに来てくれる人もいる。
お土産を買ってきてくれる人もいれば、
隣で静かに話を聞いてくれる人もいる。
愛の形は、人の数だけあります。
だからこそ、「愛されていない」と決めつける前に、
その人なりの愛し方に目を向けてみる。
わからないなら、話してみる。聞いてみる。
すると、今まで気づけなかった優しさや想いに、出会えるかもしれません。
あなたは、どんな愛情表現をするときに愛を感じますか?
そして、大切な人は、どんな形であなたを愛してくれているでしょうか。
少し立ち止まって考えてみると、見える景色が変わるかもしれません。