話したあとに、少し呼吸がしやすくなる時間

話したあとに、少し呼吸がしやすくなる時間

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コラム

悩みを誰かに話したからといって、
すぐに問題が解決するとは限りません。

状況は何も変わっていないし、
明日になれば、また同じことを考えてしまうかもしれない。

それでも、誰かに話したあとに
少しだけ呼吸がしやすくなることがあります。

胸の中に詰まっていた言葉を外に出して、
「そうだったんですね」と受け止めてもらう。

それだけで、ずっと力が入っていた心が
ほんの少し緩むことがあります。

つらいときほど、

「こんなことを話しても仕方がない」
「もっと大変な人もいる」
「自分で何とかしなくちゃ」

そんなふうに、自分の気持ちを後回しにしてしまいがちです。

けれど、話すことは
答えを出すためだけのものではありません。

まとまっていなくてもいい。
同じ話を何度してもいい。
泣いてしまっても、途中で黙ってしまってもいい。

言葉にしながら、自分でも気づいていなかった気持ちに出会ったり、
誰かに聞いてもらうことで、頭の中の絡まった糸が
少しずつほどけていくこともあります。

電話を切ったあと、
問題はまだそこにあるかもしれません。

それでも、

「少し落ち着いた」
「今日は眠れそう」
「もう少しだけやってみようかな」

そんな小さな変化が生まれたなら、
その時間には、ちゃんと意味があったのだと思います。

ひとりで抱えているのが苦しくなったときは、
うまく話そうとしなくて大丈夫です。

話したあとに、今より少しだけ
呼吸がしやすくなりますように。

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