子供のキャリア教育が必要な理由
みなさんがキャリアについて初めて考えたのはいつでしょうか?
中学校時に「職業体験」ってありましたよね。その時でしょうか?
私は、大学3回生時、就職活動を始める際に初めて考えました。
大学でそういった授業があったり、企業の方が説明会をしていたり、先輩が勉強会のようなものを開いてくれたりしました。多くの大学にはキャリアセンターがあり、キャリアコンサルタントが相談に乗ってくれるのではないでしょうか。
でも、もうその時点ではかなり選択肢は限られているんですよね。この時点で「医者になりたい」「弁護士になりたい」と思ってももう遅いんです。私の周りで、この時点まで散々遊んでいたのに再度希望の学部や学校を受験し直し、希望の職業に就いた方を何人か知っています。純粋にすごい努力だな、と尊敬するのですが、それができる人は限られていると思います。
ではもっと前、大学や学部を選ぶ際に考えるべきでしょうか?
残念ながら、学校や塾の先生は進学実績を出したいので、学生の成績や得意科目に基づいて受験大学や学部を提案しますし、そのように進学先を選択する方が多いですよね。
学校や学部は将来の職業を左右する重大な選択であるのに、この時点で将来の
職業についてしっかり考えられていないのです。
だからこそもっと前、できるだけ早くからキャリア教育を行うことが大事だと私は考えます。
小さいうちは可能性は無限大です。なりたいものがあって、努力すれば何にだってなれます。ただ、職業について知らなければ、興味を持つきっかけがなければ、努力のしようもありません。
幼児からのキャリア教育とは、親が子供に、
・働くっておもしろそう、という興味を醸成する
・世の中にはこんな仕事があるんだ!という知識をつける
・自分はこんなことが好きかも、という自己理解を深める
ことです。
では、何をすればいいのか?
子供たちが身近で出会える「職業」は、保育園や学校の先生、病院のお医者さん、飲食店やスーパーの店員さん、警察官、などでしょうか。
めちゃくちゃ限られていますよね。
日常の中で職業について教える場面はいくらでもあります。
例えば、小1娘はニンテンドーSwitchにはまっていて毎日のようにやっていますが、このゲームをつくるのに、ゲームディレクターがいて、プログラムする人や、キャラや画面の構成・デザインを考える人、ちゃんと動くのかテストする人、などなどすっごくたくさんの人が関わっていて、その人たちの「仕事」のおかげでこんなにおもしろいゲームをプレイすることができているんです!
(スマブラやカービィをつくった桜井さんのYouTubeがとってもおもしろいので興味がある方は見てみてください)
他にも、スマホ1台には、鉄やアルミニウムなどの一般的な金属のほか、金や銀といった貴金属、レアメタルが含まれていて、これらを採取する人、流通させる人、見えている状態に加工する人がいるはずです。便利なアプリを開発している人もいます。
こんな風に、生活はいろんな人の「仕事」で成り立っていることを、普段の会話のなかで伝え、一緒に考えたり調べたりしてみて下さい。
私は何気なくこんな会話をしていたのですが、
息子は「このお家も大工さんが作ったの?大工さんってすごいね。」と言っていたり、
娘は「あのお姉ちゃんみたいなウェイターさんになりたい!」と言って、ファミレスのドリンクバーで飲み物を人数分用意をしてウェイターさんの真似をしては得意げな顔をしていたりします。
幼児のキャリア教育の第一歩としておすすめの絵本
三浦太郎さんの「おうさまのこどもたち」です。
10人のおうさまのこどもたちが、成長してどんな王・女王になりたいか問われまちへ出て人々のくらしを見ます。
10人それぞれが、「自分の好きなことで人々を幸せにしたい」と考え「仕事」にすることを決めます。
・好きなことで人を幸せにすることが、仕事なんだ
・自分はどんなことが好きかな?どんな時嬉しいかな?
と考えるきっかけになるのではないかなと思います。
最終的に誰とでも仲良くなれる末っ子が王様になるのですが、人々を幸せを考えているのはみな同じ、10人みんなのやり方で協力して国をよくしよう、と考えます。
いろんな「仕事」が社会を作って、よりよくしているというメッセージも素晴らしい。
また、女の子がメカニックだったりと、性別の固定概念にも捉われていないところも好きですね。
子供達も大好きな絵本で、何回でも読み聞かせたい絵本です。
是非手に取ってみてくださいね!