WordPressサイトの費用と注意すべき事

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コラム
「WebサイトはWordPressで作れば無料!」という誤解を抱いている方がいらっしゃるようです。
確かにWordPressというシステム自体は無料で使えるのですが、Webサイトを公開して維持していくためには、いくつかお金がかかることや注意しておきたいこと(公開時にお金が掛からなくても、今後掛かる可能性のあること)があります。
それらの点をご紹介します。

1. 自動更新に伴う表示の乱れについて

WordPressは常に最新の状態に保つため、自動更新機能を有効にして納品いたします。
しかし、システムのアップデートにより、稀にWebサイトの表示が崩れる可能性がございます。

【表示乱れの例】
・ボタンの位置がずれる
・画像が表示されない
・レイアウトが変わってしまう

これはWordPressにおける構造変更に起因するもので、完全に回避することが難しい点をご理解ください。
このような問題が発生した場合は、専門家による修正作業が必要になることがあります。

2. 定期的な更新の必要性について

WordPressは、サーバー環境(PHPやSQLサーバー)の定期的な更新を前提としています。
パソコンやスマートフォンの古いOSで、アプリのサポートが切れてしまうようなものです。
古いバージョンの利用はセキュリティリスクを高めるため、推奨バージョンへの更新が不可欠です。

【古いバージョン利用で起こり得る例】
・ハッキングされやすくなる
・個人情報が漏洩する危険性が増す
・マルウェアに感染する可能性が高まる

サーバー環境のアップデートは、WordPressの動作に影響を与える可能性があるため、専門家の相談をお勧めします。

3. プラグインの利用について

お問い合わせフォームなどの機能は、プラグインを利用して実装します。
このプラグインとは、スマートフォンの「アプリ」のようなものです。
選定にあたっては、無料かつ定期的なセキュリティアップデートが提供されているプラグインを使用しますが、将来的なサービスの継続性や無料提供を保証するものではありません。
プラグイン開発者の方針変更により、有料化や機能制限が行われることもあります。

4. レンタルサーバーについて

Webサイトを配置するためのレンタルサーバーが必要です。
これはインターネット上のあなたの「土地」のようなものです。
多くの場合、月額500円〜3,000円程度の費用がかかり、この費用は継続的に発生します。

※WordPressを導入せずに静的なWebサイトにする場合も、こちらの費用は掛かります。

5. ドメイン名の取得と更新

「〇〇.com」や「△△.jp」などのアドレスの取得と維持に費用がかかります。
多くの場合、サーバーと一緒に契約することが多いですが、こちらも無料ではありません。
ドメイン名を更新し忘れると、他の人に取られてしまう可能性もあるため注意が必要です。

※WordPressを導入せずに静的なWebサイトにする場合も、こちらの費用は掛かります。

さいごに

WordPressそのものは無料で利用できますが、実際のWebサイト運営は「完全に無料」というわけではありません。
初期費用だけでなく、継続的なメンテナンスコストも考慮した上で、WordPressの導入をご検討されたほうが安心です。

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