こんにちは。
私は、知的障害を伴う自閉症スペクトラム(ASD)の息子を育てています。
今回は、少し前に経験した「水イボ」のお話を書こうと思います。
同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
保育園で突然言われた一言
息子は5歳。
4か月ほど前から背中や膝の裏に水イボができていました。
痒がる様子もなく、調べても「自然に治ることが多い」と書かれていたので、
「そのうち治るかな」
そんなふうに思っていました。
ところが、保育園の先生から思いがけないことを言われます。
「園のルールで、水イボがあるお子さんはプールに入れないんです。
一度皮膚科を受診してください。」
頭が真っ白になりました。
息子はプールが大好き。
今年も楽しみにしていたはずです。
「どうしよう…。」
そんな気持ちでいっぱいになりました。
皮膚科で言われたこと
すぐに皮膚科を受診しました。
普段あまり病院へ行くことがない息子は、待合室でも不安そうで、ご機嫌ななめ。
ようやく診察室に入ると、先生は水イボを見るなり、
「うちでは取りませんよ。自然に治ることがほとんどです。」
と話されました。
さらに、
「プールも入って大丈夫ですよ。水ではうつりませんから。」
と言われたのです。
私は思わず、
「保育園ではプールはダメと言われたんですが…」
と聞き返しました。
でも先生の答えは変わりませんでした。
「医学的には入って大丈夫ですよ。」
診察は数分で終わりました。
病院では「大丈夫」。
でも保育園では「ダメ」。
どう考えればいいのか分からなくなりました。
保育園の考えも理解できる
翌日、皮膚科で言われたことを先生に伝えました。
すると先生は、
「園児同士は距離も近く、タオルやビート板などを共有することもあるので、園としては入っていただけないんです。」
と申し訳なさそうに話してくださいました。
病院には病院の考え方。
保育園には保育園の考え方。
どちらも子どもたちのことを考えているからこその判断なんだと思いました。
私たち夫婦が出した答え
問題は、水イボを取るかどうかでした。
調べると、水イボはピンセットで取ったり、液体窒素で治療したりすることがあるそうです。
息子は知的障害を伴うASDです。
病院へ行くだけでも大きな負担になります。
痛みのある処置を受けられる姿は、どうしても想像できませんでした。
夫にも相談し、何度も話し合いました。
そして出した結論は、
「今年の保育園でのプールは諦めよう。」
というものでした。
もちろん簡単に決められたわけではありません。
プールが大好きな息子のことを思うと、本当に胸が痛みました。
それでも、息子にとって何が一番負担が少ないのかを考えた結果、この選択をしました。
その代わり、休日は家族でたくさんプールへ行こう。
保育園では入れなくても、夏の思い出はたくさん作ろう。
そう決めました。
正解は一つではない
今回、水イボのことで初めて知ったのは、
病院と保育園では考え方が違うことがあるということでした。
そして親は、その間でたくさん悩みます。
我が家は「プールを諦める」という選択をしましたが、これが正解とは思っていません。
お子さんの性格や特性、水イボの状態、園や病院の方針によって、それぞれ違う答えがあると思います。
もし今、同じことで悩んでいる方がいたら、
「こんな家庭もあるんだな」
そんな一つの体験談として読んでいただけたら嬉しいです。
最後に
子育てをしていると、「これで良かったのかな」と悩む場面は本当にたくさんあります。
周りに相談しても答えが見つからず、一人で抱え込んでしまうこともありますよね。
私も、知的障害を伴うASDの息子を育てる中で、何度も同じように悩み、迷ってきました。
だからこそ、「正しい答え」を伝えるのではなく、「安心して話せる場所」を作れたらと思い、電話相談、チャット相談を始めました。
子育ての悩みはもちろん、
「誰かに話を聞いてほしい」
「気持ちを整理したい」
そんな時も、お気軽にお話しください。
一人で抱え込まず、一緒に気持ちを整理していけたら嬉しいです。